現在、私はインタフェース2019年1月号を元にultra96でハードウェアアクセラレーションを試しています。ultra96にvivadohlsで作成した行列演算IPを組み込みYOLOv3を実行しました。すると、bus errorが起こりました。書いてある通りの手順でやっていたので出来ずに困っています。また、行列乗算をPLで実行するテストプログラムは動きました。
./darknet detect cfg/yolov3.cfg yolov3.weights data/dog.jpg
layer filters size input output
0 conv 32 3 x 3 / 1 608 x 608 x 3 -> 608 x 608 x 32 0.639 BFLOPs
1 conv 64 3 x 3 / 2 608 x 608 x 32 -> 304 x 304 x 64 3.407 BFLOPs
2 conv 32 1 x 1 / 1 304 x 304 x 64 -> 304 x 304 x 32 0.379 BFLOPs
3 conv 64 3 x 3 / 1 304 x 304 x 32 -> 304 x 304 x 64 3.407 BFLOPs
中略
104 conv 256 3 x 3 / 1 76 x 76 x 128 -> 76 x 76 x 256 3.407 BFLOPs
105 conv 255 1 x 1 / 1 76 x 76 x 256 -> 76 x 76 x 255 0.754 BFLOPs
106 yolo
Loading weights from yolov3.weights...Done!
Bus error
フロー
1.xilinxアプリケーションノートXAPP1170にあるソースコード(行列演算)をultra96用に編集しVivadoHLSでロジック回路を生成。
2.作成したロジック回路をvivadoでArm FPGA(Zynq UltraScale+MPSoC)に組み込み、GenerateBitstream → ExportHardware
3.Vivadoから出たファイルをpetalinuxツールでビルド。その際にultra96上から作成した回路にUIOでアクセスするためにデバイスツリー定義ファイルにgeneric-uioを記述。また、AXIDMAはシンプルDMAモードにしているおり、LinuxからDMA転送するためにDMAバッファのデバイスドライバudmabufを利用した。petalinuxツールでc記述テンプレートを作成し、githubからダウンロードしたudmabuf.cと差し替えた。
4.ultra96を起動すると/dev/uio1とuio2が生成されている。uio1が行列乗算IP,uio2がAXIDMAが割り当てられている。insmod udmabuf.ko udmabuf0=1048576 udmabuf1=1048576でバッファサイズの指定をする。
5.darknetのソースコードとyolov3学習済みデータをダウンロードし、コンパイル。画像認識の実行をすると成功しました。
6.シンプルDMAプログラムのヘッダファイル(dma_simple.h),シンプルDMAプログラム本体(dma_simple.c)、行列乗算IPの動作プログラム(matrix.c)をgccでコンパイルして実行するとソフトウェアで実行した結果と行列乗算IPで処理した結果は一致した。
7.yolov3で行列乗算IPを使用するため、src/convolutional_layer.c , example/detector.c,include/darknet.hを変更した。またMakeFileを変更してdma_simple.h,dma_simple.cを追加してコンパイルする。
8.yolov3を実行すると上記のbus errorが出る。
といった流れになります。