質問
BIOSパスワードは代表的にはどのようなものがあって、それぞれどんな安全性を担保していますか?
経緯
他の方の質問を読んでいて、「BIOSパスワード」と呼ばれるものが複数あると気付きました。英語版Wikipediaを見ると、次のようにBIOSのパスワードにも色々あると書かれています。
Setting various passwords, such as a password for securing access to the BIOS user interface functions itself and preventing malicious users from booting the system from unauthorized portable storage devices, a password for booting the system, or a hard disk drive password that limits access to it and stays assigned even if the hard disk drive is moved to another computer
つまり、少なくとも以下の3種類があります。
- BIOSのUIを立ち上げる際に要求するパスワード。
- システムをブートする際に要求するパスワード。
- ハードディスクにアクセスする前に要求するパスワード。
この仕組みについて考えていると、いくつかよく知らない点があることに気付きました。
- 1番目のパスワードは具体的にBIOS設定の何を守りたいのでしょうか。ブート順を不用意に変えられないようにしたいということでしょうか。しかし繋がっているストレージそのものを入れ替えられるとブート順を変えずに別のストレージから起動できてしまったりしないのでしょうか(そういうことができないための仕組みがある?)。
- 2番目のパスワードはOSが立ち上がる前にパスワードを要求することで、たとえばネットワーク越しにシステムを立ち上げた後OSやその他ソフトウェアの不具合を突くなどして不正ログインされないためのものだと理解しているのですが、逆に言えばシステムごと物理的に盗まれた場合はマザーボードを入れ替えるなどすればこのパスワードは意味が無くなるということでしょうか。
- 3番目のパスワードはそもそもどこにパスワードが保存されるのでしょうか。ハードディスクを守ろうとしてもハードディスクだけ取り出して別のシステムで起動すれば立ち上がってしまうような気がするのですが、そういうこともできないようになっているのでしょうか。
全体的に、BIOSがどのように実装されているのかの理解が足りず、各々のパスワードが何を守っていて、かつそれが本当に意味のあるものなのか判定ができないというものです。
そこで、質問です:BIOSパスワードは代表的にはどのようなものがあって、それぞれどんな安全性を担保していますか? つまり、各々のパスワードはどういう仮定のもとで何を守っていますか? どういうシチュエーションならパスワードを設定した意味がなくなりますか?