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Profunctorというライブラリに、以下の様なUpStarという型があります

https://hackage.haskell.org/package/profunctors-4.3.2/docs/Data-Profunctor.html#t:UpStar
https://github.com/ekmett/profunctors/blob/v4.3.2/src/Data/Profunctor.hs#L67

newtype UpStar f d c = UpStar { runUpStar :: d -> f c }

これは、標準ライブラリ(?)であるbaseのKleisliと同型だと思うのですが、わざわざこういうった場合に別のnewtypeを作るのはなにか理由があるのでしょうか?

http://hackage.haskell.org/package/base-4.7.0.2/docs/Control-Arrow.html#t:Kleisli

newtype Kleisli m a b = Kleisli { runKleisli :: a -> m b }

個人的に思いつく予想を適当に挙げると
- 深い理由がなくても、簡単に型が作れるから、とりあえず作る
- 微妙に意味や使い方が違うので、Kleisli は使いたくなかった
- 既存のclassの継承関係や、存在しているインスタンスの影響で、直接使うと何らかの不都合が生じる
- 直接使わないほうが、version間の互換性などで有利?

1 件の回答 1

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いくつか技術的に重要な点があります。

KleisliアローはKleisli圏におけるアローで、単にmMonadである場合におけるa -> m bという型にあう何かを表すという以上の目的があります。

この意味論的な問題点を無視したとしても、更に問題があります。

ほとんどの場合、UpStarFunctorを使いますが、KleisliMonadを使います。

GHC 7.10ではApplicative-Monadの提案(AMP)が導入されますが、それまでは以下の違いがあります。

instance Monad m => Profunctor (Kleisli m)
instance Functor f => Profunctor (UpStar f)

現状ではFunctorMonadのスーパークラスではないので、まだ前者のインスタンスを後者のようにすることはできないのです。

追記 技術的には、UpStarはおそらくDownStarと呼ばれるべきでしたし、その逆もそうなのですが、いくつかの資料から用語を持ってくるときに、間違いをそのまま持ってきてしまいました。

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