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Ubuntu向けの自作アプリを作成しています。debパッケージで配布するのでDEBIAN/controlDepends:に依存パッケージ情報を記述しておき、debパッケージをビルドしています。

私のアプリはOpenSSLを使用するので、libsslが必要なのですが、Ubuntu18におけるそれはlibssl1.0.0(1.0.2g)で、Ubuntu19におけるそれはlibssl1.1(1.1.1b)となっています。ここで問題なのは、「libssl」というパッケージ名ではなく、「libssl1.0.0」と「libssl1.1」というように、パッケージ名自体にバージョン番号が組み込まれており、これが意味するところは、libssl1.0とlibssl1.1は関係ない別のものとして、Ubuntu標準パッケージに収められていることです。

私のアプリは今までUbuntu16/18を対象としており、Depends: libssl1.0.0のように定義されているため、これをUbuntu19にインストールしようとすると、依存パッケージが解決できないとしてエラーになります。できればUbuntu16/18およびそれ以降に対応できるパッケージを作りたいです。

この解決方法にはどのようなものがあるでしょうか?

  • libssl1.0.0またはlibssl1.1のどちらにも対応できるDepends:の書き方がある?
  • あきらめてlibssl1.1系用パッケージを別に作る
  • OpenSSLをスタティックリンクする
  • その他いいアイディア
  • opensslパッケージに依存させるのは邪道でしょうか? – sayuri 19年10月21日 12:09
  • 嬉しいお知らせと残念なお知らせです。@sayuri さん、apt install openssl でUbuntuのバージョンを問わず、それぞれに適したlibsslがインストールされましたので、Depends: openssl で正解でした。そうやって作ったdebパッケージをUbuntu19にインストールすることは成功しました。しかし、肝心のプログラムをlddコマンドで見たところ、libssl.so.1.0.0に依存していると表示され、ダイナミックリンクに失敗してしまいました。このままだとUbuntu16〜19に対応したパッケージを作るには、OpenSSLをスタティックリンクするしかないのかもと思っています。 – soramimi 19年10月21日 15:21
  • 解決案を解答しました、参考になればいいのですが。 – akira ejiri 19年10月26日 13:53
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    OpenSSL 1.0 と 1.1.0 には API に多数の違いがあり(OpenSSL 1.1.0 Changes)、単純に shared library を入れ替えても動作しない可能性が高いと思われます。"Applications which support both OpenSSL 1.0.2 (and below) and OpenSSL 1.1.0 (and above) should visit the section Compatibility Layer below. " – metropolis 19年10月27日 2:05
  • opensslというパッケージが各ディストロで対応するlibsslのメタパッケージ(?)となっているため、依存関係の解決だけであれば、Depends: opensslで良さそうでした。しかし上のコメントでご指摘いただいたとおり、APIの違いにより、1.0と1.1は、ライブラリを差し替えただけでは対応できないようです。私のアプリに限れば、libssl.alibcrypto.aをスタティックリンクすることで解決できそうです。 – soramimi 19年10月28日 0:47
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自己回答です。コメントでいただいた内容を踏まえてまとめます。

  • Ubuntu18ではOpenSSL1.0が標準で、libssl1.0.0というパッケージ名。
  • Ubuntu19ではOpenSSL1.1が標準で、libssl1.1というパッケージ名。
  • 依存関係を解決したいだけなら、メタパッケージのopensslをインストールすれば、ディストロ毎の標準OpenSSLがインストールされる。
  • OpenSSL1.0とOpenSSL1.1では、APIが異なり、バイナリ互換性がなく、shared library を差し替えただけでは、恐らく動作しない。
  • ディストロ毎のパッケージリポジトリを分けることができるなら、Depends: opensslとして、Ubuntuのバージョン毎に別のdebファイルを作成すると良い。
  • 単一のdebパッケージでUbuntu16~19に全対応したかったら、標準パッケージのOpenSSLをあきらめて、libssl.alibcrypto.aをスタティックリンクする。

私のアプリでとった解決策は、上記最後のスタティックリンクする方法です。リンカオプションで/usr/lib/x86_64-linux-gnu/libssl.a /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libcrypto.a -ldlの様にしました。libdl.soが必要なので、最後に-ldlを付けます。(最初ではなく最後に付けないと、エラーが出て悩まされるので注意)

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ファイル名にバージョンを含まないシンボリックリンクlibssl.soをリンクしてはいかがでしょうか。
そのようなシンボリックリンクがない場合は自分で作ればよいと思います。

作り方については以下を参考にしてください。

【解決案】
使用するlibsslを適当な名前にシンボリックリンク(libxxx.so)します。
ロードモジュールを作成するとき、共有ライブラリ(libxxx.so)を相対パスで指定します。
配布先の環境では、そのlibsslを適当なディレクトリ下のlibxxx.soにシンボリックリンクします。
※ロードモジュールと同じディレクトリでよいと思います。
実行時には共有ライブラリ(libxxx.so)のパスをLD_LIBRARY_PATHに指定すればいいと思います。

【具体的な手順】

clang -shared -o libfunc.so func.c
ln -s libfunc.so  libxxx.so
LIBRARY_PATH=. clang main.c -lxxx
LD_LIBRARY_PATH=. ./a.out

※clangでなくgccでも同じです。

ldd a.outの結果です。

        linux-vdso.so.1 (0x00007fffcf1df000)
        libxxx.so => not found
        libc.so.6 => /lib/x86_64-linux-gnu/libc.so.6 (0x00007ff9a6af0000)
        /lib64/ld-linux-x86-64.so.2 (0x00007ff9a7000000)

【動作確認に使用したソース】
func.c

#include <stdio.h>
#include "func.h"
int func(){
    printf("Hello\n");
    return 0;
}

func.h

int func(void);}

main.c

#include "func.h"
int main(int argc, char *argv[]){
        (void)func();
        return 0;
}

【環境】
OS:Ubuntu 18.04.3 LTS
clang version 9.0.0 (trunk 362692) (llvm/trunk 362690)
GNU ld (GNU Binutils for Ubuntu) 2.30

【その他】
以下のページを参考にしました。

Linux C/C++ 自作ライブラリ作成環境の構築

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共有ライブラリの依存関係は以下で済むはずですが。

Depends: ${shlibs:Depends}

ビルド時の依存関係は:

Build-Depends: libssl-dev

このように、debian/control としては OpenSSL バージョンを意識しなくても済みます。

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