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プライベートIPアドレスの範囲はRFC 1918で規定されており、通常はその範囲内で設定をする。範囲はクラスAからCに分けられており、クラスAは10.0.0.0~10.255.255.255 (10.0.0.0/8)、クラスBは172.16.0.0~172.31.255.255 (172.16.0.0/12)、クラスCは192.168.0.0~192.168.255.255 (192.168.0.0/16)となる。

いくつか疑問があります。

  1. 172.16.0.0/12172.16.0.0/8とすると不都合があるとすれば、プライベートネットワーク内で例えば172.0.0.1にアクセスした時に、プライベートIPとして解決されるために、グローバルなIPに接続できなくなってしまうという認識であっていますか?

  2. 172.16.0.0/8172.16.0.0/16あるいは192.168.0.0/16192.168.0.0/8とすることに何か問題があるんでしょうか?どちらも範囲は同じでは・・?

  3. クラウドベンダーで設定する時に、10.0.0.0/8がもっとも使える範囲が多い中、わざわざクラスBやクラスCを選択する理由(メリット)はあるんでしょうか?

  • 172.16.0.0/12172.16.0.0/8とすると不都合があるとすれば」というのは、何故172.16.0.0/8 (というか172.0.0.0/8?) では駄目なのか、という意味でしょうか? – nekketsuuu 9月20日 11:34
  • わかりづらくてすみません・・ 要は、クラス分けされているけれども、 172.16.0.0/16と192.168.0.0/16ってそれぞれ同じ範囲ですよね。 なぜわざわざたいそうにクラスなどと分けられているのでしょうか。 – yukichi 9月20日 12:42
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    そもそもIPアドレスのクラスはCIDR以前の割り当て単位なので、なぜプライベートアドレスがクラスごとにあるかといえば歴史的経緯としか – user15092 9月20日 18:51
  • 引用元は こちら でしょうか?情報を引用する場合はなるべく出典を明記しておくと「情報が古い」「間違った情報」などの場合に指摘しやすいです。 – cubick 9月21日 7:04
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1.はその通りです。172.から始まるIPは日本国内には割り当ていなかったと思いますが、米国などでは普通に割り当てられています。組織内からある海外のサイトにだけアクセスできないから調べてくれという話で調べたら、172.0.0.0/8の範囲をプライベートアドレスとして使っていたという事例を聞いたことがあります。

2.はちょっと質問の意味がわかりません。RFC1918範囲外をプライベートアドレス扱いにする問題は1.に書いたとおりです。

3.についてはちょっと歴史的な経緯を理解する必要があります。詳しく書きます。

TCP/IPは現在におけるインターネット、つまり、これまで組織毎に独立して作れていたネットワーク間を結ぶために作られたプロトコルです。IPアドレス全体は0.0.0.0~255.255.255.255が使えますが、これを各組織に振り分ける必要がありました。そこで考えたのがクラスという考えです。クラスという単位でIPアドレスを分割し、組織の大きさによってクラスA(ネットワークアドレス長8)、クラスB(同16)、クラスC(同24)という単位で振り分けていきました。また、どのIPアドレスがどのクラスかわかるように第一オクテットでわかるようにしました。0-127がクラスA、128-191がクラスB、192-223がクラスC、224-239がクラスD(マルチキャスト用)、240-255がクラスE(将来の予約領域)という風にです。

インターネットがネットワークのデファクトスタンダートになっていき、対応した機器やソフトウェアも増えていくと、インターネットに接続しないが、インターネットと同じ仕組み、つまりはTCP/IPを使用してプライベートなネットワークを構築したいという要望が出てきました。そこで、各クラスにインターネットでは割り当てない、プライベートなアドレスを用意することにしました。クラスAは1個、クラスBは16個、クラスCは256個用意し、ネットワークの大きさによって使い分けるようにしたのです。

ここで重要なことは、クラスA、クラスB、クラスCはそれぞれネットワークアドレス長が固定であったと言うことです。第一オクテットでどのクラスか判別できるため、ネットワークアドレス長の設定(言わばネットマスクのような設定)が不要であったとも言えます。だから、クラス毎にプライベートアドレスを用意する必要があったと言えます。

やがてインターネットの需要が高まるとクラス毎にネットワークアドレス長を固定化することは柔軟な運用を妨げることがわかってきました。クラス毎固定をやめ、可変長で割り当てられるように可変長サブネットマスクやCIDRというものが提案され、使われていくことになります。

さて、上の話を踏まえて答えましょう。10.0.0.0/8だけを使えばいいと言いますが、組織内でもネットワークを複数に分けたい場合があります。しかし、クラスに従っていた(CIDRが無かった)ときは10.0.0.0/8を分割することはできません。10.1.1.0/24と10.2.2.0/24を使おうというのができなかったのです(現在は、CIDRに対応していない機器やソフトはぼぼ存在しないのでできますが)。つまりは、クラスCで十分な小さいネットワークが二つなら、192.168.1.0/24と192.168.2.0/24を使うとせざるを得ませんでした。

では、現代においてどうなのかというと、クラスにこだわる必要は全くありません。ただ、歴史的に192.168.1.0/24あたりから始めている場合は、ネットワークを増やすにしても192.168.2.0/24・・・と増やしていく傾向にあると思います。これは内部にあるシステムが組織内か組織外かの区別するのに192.168.0.0/16であるかどうかでしか設定していない場合があったりするからです(実際に172.16.0.0/12を使い始めたら、見えないサーバーが出てきたというトラブルに遭ったことが私はあります)。既存が存在しない、全くの新規であれば、10.0.0.0/8を分割していく形でも良いでしょう。ただ、最近はdocker等サーバー内部でプライベートアドレスを使っている場合も増えてきていますので、それらと被らないように慎重に選択する必要はあります。

  • 丁寧なご説明ありがとうございます!何度も繰り返し読んで理解が膨らんできたのですが、怪しいところあるので追加でいくつか質問させてください。 1. >プライベートなアドレスを用意することにしました。クラスAは1個、クラスBは16個、クラスCは256個用意し それぞれの数字はどこから出てきたものなのか考えたのですが以下認識合っていますか?? ・使用可能IP 10.0.0.1~10.255.255.254 なので10だけ ・使用可能IP 172.16.0.1~172.31.255.254 なので16-31の16個 ・使用可能IP 192.168.0.1~192.168.255.254 なので1-255の256個 これ 172.16.0.0/12だけ難しい気がします…。/8 区切りじゃないと直感的に理解できません。 – yukichi 9月22日 5:19
  • 2. >クラスに従っていた(CIDRが無かった)ときは10.0.0.0/8を分割することはできません。10.1.1.0/24と10.2.2.0/24を使おうというのができなかったのです 例えばAWSやGCPでVPC10.0.0.0/8を作った場合、その中で10.1.0.0,10.2.0.0という具合にサブネットを切るかと思うんですが、それが当時はできなかったということでしょうか? – yukichi 9月22日 5:20
  • 3. >これは内部にあるシステムが組織内か組織外かの区別するのに192.168.0.0/16であるかどうかでしか設定していない場合があったりするからです(実際に172.16.0.0/12を使い始めたら、見えないサーバーが出てきたというトラブルに遭ったことが私はあります) こちらの内容がよくわかりませんでした。。。 – yukichi 9月22日 5:21
  • "/12"のようなものはIPアドレスを計算できるツールを使うとサクッと確認できます。「ネットワーク計算」でググるとオンラインでも確認できるので試して見てください。 – らっしー 9月22日 5:42
  • CIDRが無かった時代はサブネットマスクがクラスで決め打ち(ネットマスクを設定する項目自体が存在しない)だったようです。そもそもネットワークも10BASE5や10BASE2という時代で、ルーターなんて高価な物は入り口にある一台だけで、セグメントを分けることすら難しかったと思われます(スイッチングハブすら無い時代ですから)。 – らっしー 9月22日 6:01
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最近はdocker等サーバー内部でプライベートアドレスを使っている場合も増えてきていますので、それらと被らないように慎重に選択する必要はあります。

色々理解が膨らんだところでこれに自分なりの回答をしてみたいです。間違いや改善があったら指摘していただきたいです。
(「回答」として投稿するのは不適切かもしれませんが、文章が長すぎてコメントで投稿できませんでした...)

DockerやKubernetesなどプライベートIPをどんどん食っていきそうなので、これらを運用するサブネットは大きく範囲を切っておいたほうがいいと思う。以下思考回路

VPC:192.168.0.0/16において、
Subnet:192.168.1.0/24にKubernetesなどを、
Subnet:192.168.2.0/24にはDBなどを置こう。
でもこれだとそれぞれのサブネットで256こまでしかプライベートIP使えないから枯渇しそう。
DBのあるサブネットはそれでもいいけど、Kubernetesを置くサブネットは広く取りたい。

  • 11000000.10101000.00000000.00000000 = 192.168.0.0/16 → VPC
  • 11000000.10101000.00000100.00000000 = 192.168.0.4/22 → Subnet (Kubernetes)
  • 11000000.10101000.00001000.00000000 = 192.168.0.8/22 → Subnet (DB)

/22だと22-16=6, 2^6で64サブネットまで作れる。
2^10でそれぞれのサブネットでは1024個のIPアドレスが使える。
1024でも心配だからKubernetesサブネットだけはもっと多めに取っておきたい(10000くらい)
逆にDBのサブネットはこんなにIP要らない。

CIDRを同じにしないでそれぞれ変える

  • 11000000.10101000.00000000.00000000 = 192.168.0.0/16 → VPC
  • 11000000.10101000.01000000.00000000 = 192.168.64.0/18 → Subnet (Kubernetes)
  • 11000000.10101000.00000001.00000000 = 192.168.1.0/24 → Subnet (DB)

/18だと18-16=2, 2^4で4サブネットしか作れない。
2^14でそれぞれのサブネットでは16384個のIPアドレスが使える。
Kubernetesサブネットはこれで問題ないが一方のDBサブネットは、
IP Range255個となったのでこれでいい気がする。
それぞれのサブネットがかぶっていないようにしないといけない。
今後のサブネット追加は、256個で事足りるものは192.168.2.0/24, 192.168.3.0/24 ...と切っていき、大きいものは192.168.128.0/18, 192.168.192.0/18と切る(残り2個までしかきれないからこれは設計がよくないのか)。

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