このタイプの書き方は「最初から最後までの要素を順番にひとつずつ、記録を更新しながら見ていく」というパターンです。
リスト [a, b, c, ..., d, e]
の要素の中でどれが一番小さい値なのか知りたいとき、もし [a, b, c, ..., d]
までの中でどこが一番小さいのかが分かっていれば、そこの値と e
とをたった 1 回比べるだけで最小値を求めることができます。わざわざ他の全ての要素 a, b, c, ..., d
に対して e
と比べる必要はありません。
更に、[a, b, c, ..., d]
の中で一番小さい値も、同じようにして「それまでの最小値」と d
を比べれば分かります。これを繰り返すと、まずは a
と b
のどっちが小さいか調べて、小さい方と c
とでどっちが小さいか調べて、……としていけば良いことが分かります。
今回のプログラムでは、このようにして最小値(のインデックス)を求めています。
まず、次のように for
文を書いて繰り返すことで、要素を最初から順番に見ています。
for i in range(st+1, len(a)):
次のこの部分では、「それまでの最小値」と「今見ている要素」のどちらが小さいかを調べます。
if [ここを書く]:
最後に、もし「今見ている要素」の方が小さいのであれば、その要素のインデックスを覚えておきます。
minidx = i
この動作を最後まで行えば、minidx
に最小値のインデックスが代入されているはずです。ですので、これをそのまま返せば良いです。
return [ここを書く]
以上をまとめるとプログラムが書けます。念の為、完全に動作するプログラムを Wandbox に置いておきましたので、こちらも必要であればご覧ください。