WindowTabsを使ったことがないので、ソースコードから読み取っただけの情報ですがまとめます。
WtSetup
セットアッププロジェクトでWindowTabs.msi
を生成します。
このインストーラーに取り込まれるのは..\\WtProgram\\obj\\Release\\WindowTabs.exe
だけです。(なんでbin
じゃなくobj
なんだ…)
なお、出来上がったWindowTabs.msi
を手直しするスクリプトがJavaScriptおよびVBSで記述されています。今はC#で記述できます。
WtProgram
F#言語バージョン2.0のプロジェクトでWindowTabs.exe
を生成します。
このプロジェクトで参照されるのは配下の*.fs
ファイルと、この辺りの記述により以下の内容になります。
Aga.Controls
FSharp.PowerPack
Interop.SHDocVw
Interop.Shell32
Newtonsoft.Json
Win32
なお、F#コンパイラーには--staticlink
オプションがあり、この辺りの設定で参照したDLLを全てWindowTabs.exe
に取り込んでいます。
Aga.Controls
TreeViewAdv for .Netから取得したAga.Controls.dll
で、treeviewadv/
ディレクトリにソースコードも置かれています。
FSharp.PowerPack
F# PowerPackから取得したバイナリを開発マシンにインストールしておくことを想定しています。既に開発は止まっていますがGitHubに残っていたりします。また今はNuGetで配布されており、コンパイル時に取得する仕組みが用意されています(当時はなかった)。
Interop.SHDocVw
Interop.SHDocVw.dll
はTlbimp.exe (タイプ ライブラリ インポーター)を用いてSHDocVw.dll
から生成したメタデータです。
Interop.Shell32
同様にInterop.Shell32.dll
はShell32.dll
から生成したメタデータです。
Newtonsoft.Json
Json.NETから取得したNewtonsoft.Json.dll
です。
Win32
C#言語バージョン2.0くらいのプロジェクトでWin32.dll
を生成します。
以下のディレクトリは私の解析が間違っていなければ使用されていない残骸です。
- Settings
- WtDesktop
- WtGroup
- WtInject
- WtLauncher
- treeviewadv