詳細はiText7:iText7: building blocks "Chapter 1: Introducing the PdfFont class"をご参照ください。 この章では、iText5で行っていた方法より、iText7でフォントを切り替える方法がより簡単であることが分かります。iText7では、デフォルトのフォント・フォントサイズで作業したり、Style
オブジェクトを定義したり再利用したりすることができます。
例:
Style normal = new Style();
PdfFont font = PdfFontFactory.createFont(FontConstants.TIMES_ROMAN);
normal.setFont(font).setFontSize(14);
Style code = new Style();
PdfFont monospace = PdfFontFactory.createFont(FontConstants.COURIER);
code.setFont(monospace).setFontColor(Color.RED)
.setBackgroundColor(Color.LIGHT_GRAY);
Paragraph p = new Paragraph();
p.add(new Text("The Strange Case of ").addStyle(normal));
p.add(new Text("Dr. Jekyll").addStyle(code));
p.add(new Text(" and ").addStyle(normal));
p.add(new Text("Mr. Hyde").addStyle(code));
p.add(new Text(".").addStyle(normal));
document.add(p);
最初に、normal
と呼ばれる14pt Times-Romanを使用するStyle
を定義します。 次に、code
(灰色の背景・赤文字)と呼ばれる12pt Courierを使用するStyle
を定義します。 そして、これらのスタイルを使用するText
オブジェクトを使用してParagraph
を作成します。
次の例のように、add()
コメントを紐づけることができます。
Text title1 = new Text("The Strange Case of ").setFontSize(12);
Text title2 = new Text("Dr. Jekyll and Mr. Hyde").setFontSize(16);
Text author = new Text("Robert Louis Stevenson");
Paragraph p = new Paragraph().setFontSize(8)
.add(title1).add(title2).add(" by ").add(author);
document.add(p);
新しく作成されたParagraph
のフォントサイズを8ptに設定します。 このフォントサイズは、オブジェクトがそのデフォルトサイズを上書きしない限り、Paragraph
に追加された全てのオブジェクトによって継承されます。
title1
の場合、12ptのフォントサイズを定義し、title2
の場合、16ptのフォントサイズを定義します。 String( "by")
として追加されたコンテンツと、フォントサイズが定義されていないText
オブジェクトとして追加されたコンテンツは、追加されたParagraph
から8ptのフォントサイズを継承します。
※これは公式チュートリアルにある内容です。