AndroidアプリのUIをXMLで指定するときによく使う @+id/
ですが、なんでこれだけ +
が入っているのですか?なんとなくこう書くものだと思って使っていましたが、改めて考えてみるとなんでだろうと思いまして… @id/
ではなぜいけなかったのでしょうか?
3 件の回答
@+id
の意味は「新規リソースとして新たに ID を振る」ということです。+
記号付きの書き方をすると、整数のリソース ID が自動生成され、R.java に追加されます。
The plus-symbol (+) means that this is a new resource name that must be created and added to our resources (in the R.java file). There are a number of other ID resources that are offered by the Android framework. When referencing an Android resource ID, you do not need the plus-symbol, but must add the android package namespace
http://developer.android.com/guide/topics/ui/declaring-layout.html#id より
参照する場合は +
記号を指定せず、代わりに @id/hoge
のように書きます。個人的には、タイポした場合に発見しやすくするためにも、参照のときは @+id/hoge
といった書き方ではなく @id/hoge
という書き方を推奨します。
@+id/hoge : idを追加で定義する(参照にも使える)
@id/hoge : idを参照する
と私は理解しています。
RelativeLayoutで使うlayout_below等でIDを参照するような場合では@id/「も」使えます。
ただ、@+idを使っても結局同じ動作になる為、使い分ける必要性がなく@+idのみを使う人が多いのではないかと思います。
<RelativeLayout
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="wrap_content">
<TextView
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:layout_below="@+id/text1"
tools:text="text2"/>
<!-- +を使わない場合 -->
<TextView
android:id="@id/text1"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
tools:text="text1"/>
</RelativeLayout>
-
この書き方は、まだ定義されていない
text1
を参照しているので、本来はビルドエラーになる気がします。(他の場所で既にtext1
が定義されている、例えば<item name="text1" type="id" />
を使って、IDをリソース管理している場合など例外はありますが)– quesera2Commented 2015年1月21日 15:45 -
「@+id/
とは何か?」について、完全に理解するには、前提としてID Resource
という地味な存在について理解する必要があると考えます。
これはres/values/
配下に、以下のように定義することができます。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<resources>
<item type="id" name="hoge" />
</resources>
個人的に@+id/hoge
という記法は上記の定義を自動的に行う、糖衣構文の一種だと考えています。
IDリソースの使い道
ID Resource
を用いることでid
のみを定義することができます。
@id
はほぼView
でしか使わず、しかしView
のid
は@+id
で定義をした方がミスが減り品質が担保されるため、使い道はなさそうです。
しかしID Resource
はビルド時点で、名前ごとにユニークな値を持つことを保証してくれます。この性質は非常に便利なので頭の片隅に入れておくといつか役に立つかもしれません。
また、全てのid
を事前にこの方法で定義すれば、参照だけでレイアウトを記述することも可能ですが、実際にやっているという話は聞いたことがないですし、血迷うなとしか言えません。