簡単に結論をいえば、jupyter notebook(それ以外の場合も同じです)でmglearn
を使う場合には、!pip install mglearn
でインストールして(勿論できていれば必要はないですが)、import mglearn
でインポートする必要があります。
ただし、mglearn
をインポートする方法としては、import mglearn
と明示的にする以外に別の方法があり、「Pythonではじめる機械学習」では、その別の方法を使っています。
02-supervised-learning のコードは以下のようになっています。これだけをみるとJupyter Notebookで X, y = mglearn.datasets.make_forge()
と打ち込むと動作するように思うかもしれません。
%matplotlib inline
from preamble import *
# generate dataset
X, y = mglearn.datasets.make_forge()
しかし、preamble.py
のコードは以下のようになっています。
from IPython.display import set_matplotlib_formats, display
import pandas as pd
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
import mglearn
中略
__all__ = ['np', 'mglearn', 'display', 'plt', 'pd']
from preamble import *
とすることで、__all__
にあるモジュールがインポートされます。from preamble import *
という書き方は、処理に時間がかかったり、副作用がおこったりするので嫌われていますが、__all__
でされるインポートされるモジュールで明示することでその問題は解決できます。ドキュメント パッケージから * を import する
また、*
を使うと可読性に乏しいコードになるため使用を避けるべきとなっており、この質問でも混乱がおこっていますが、チュートリアルにあるように対話セッションでキータイプの量を減らすために使うのは有効な使い方です。チュートリアル 6.1. モジュールについてもうすこし
Jupyter Notebookでmglearn
を使う場合には、pandas
,numpy
,matplotlib
等も使うはずで、それを毎回入力するのは手間なので、preamble.py
をカレントディレクトリにコピーしてfrom preamble import *
とすることで入力の手間を省くことができます。また、ファイルのコピーが手間な場合は、preamble.py
の中身をコピーしてJupyter Notebook のセルにペーストして実行することでも対応できます。
また、https://github.com/amueller/introduction_to_ml_with_python からダウンロードして、それのJupyter Notebookのファイル(.ipynb)を使う場合は、mglearn
をインストールする必要はありません。なぜかというとmglearn
のソースコードがそこに入っているためです。それ以外の場所で使う場合は、mglearn
をpip
でインストールする必要があります。
pip install mglearn
でインストールする方法もあるようなので確認してみてください。import mglearn
/ インポートせずにmglearnを使おうとすると、「そんな名前はどこにも定義されていない」とエラーで怒られているわけです。