JDBCドライバを依存関係に追加した場合、妥当な接続設定も行う必要があります。
- Working with SQL Databases
が該当のドキュメント記述箇所で、具体例もここにありますが、
spring.datasource.url=jdbc:mysql://localhost/test
spring.datasource.username=dbuser
spring.datasource.password=dbpass
spring.datasource.driver-class-name=com.mysql.jdbc.Driver
のような設定が必要になります。
別解としては、出力メッセージに有る
Consider the following:
If you want an embedded database (H2, HSQL or Derby), please put it on the classpath.
を実施することが挙げられます。
具体的には、 Spring Inilializr で、 Web
, JPA
に加え HSQLDB
(あるいは H2
, Apache Derby
)を選択します。pom.xml
に自分で依存関係を書き加えても構いません。
そうすることで、Spring Boot の auto-configuration 機能により自動でSpring Data JPA 実行に必要な DataSourceProperties
への設定(例えばメッセージに出力されているurl
)が満たされます。
(今回の場合に機能するのはDataSourceAutoConfiguration
です)
if HSQLDB is on your classpath, and you have not manually configured any database connection beans, then Spring Boot auto-configures an in-memory database.
取り敢えず素早くセットアップして実行してみたいという場合や、ユニットテストを行う場合には有用でしょう。
この機能については次の記事も参考になるかと思います:
当面DBを使わないので設定は保留しておいて、取り敢えず正常に起動させたい(例えばWeb層の実装を始めたい)、というような場合は前述 auto-configure 機能をoffにすることでエラーを消すこともできます。既に記載した通り今回は DataSourceAutoConfiguration
が効いているので、
@SpringBootApplication
@EnableAutoConfiguration(exclude = { DataSourceAutoConfiguration.class })
public class So48348Application {
public static void main(final String[] args) {
SpringApplication.run(So48348Application.class, args);
}
}
というような感じで、 @EnableAutoConfiguration(exclude = ...)
で exclude 指定します。
approved な回答を見てみると具体的なプロパティ名が記載されていないのでここに書いておきます。
明示的に設定値を記述する場合に行うべきは DataSourceProperties
に対する設定 spring.datasource.hogehoge
であり、 具体的には次のプロパティ設定が最低限必要になるはずです。
spring.datasource.url
spring.datasource.username
spring.datasource.password
spring.datasource.driver-class-name
該当するリファレンス記述箇所は31.1.2 Connection to a Production Databaseです。