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共変的についてなのですが参考書のほうに説明があるのですがさっぱりわかりませんので
わかりやすく説明していただけますでしょうか?(新版明解c++中級編)

関数derived::fが関数base::fをオーバーライドしているとき、以下に示す全条件が成立すること。

  1. 両者の返却値型が、クラスへのポインタか参照であること。
  2. base::fの返却値型のクラスがderived::fの返却値の型のクラスと同じであるかまたは、それがderived::fの返却値の型のクラスの、あいまい性がなくてアクセス可能な、直接もくは間接の基底クラスとなっている、
  3. ポインタまたは参照が同一のcv修飾を持ち、derived::fの返却値のクラス型のcv修飾がbase::fの返却値のクラス型のcv修飾より多くない(cv修飾はconstとvolatile)
class t {
public:
    virtual t* f() const = 0;
    t(){ }
};

class tA : public t {
private:

public:
    virtual tA* f()const { cout << "tA\n"; return new tA; }
    tA(){ }
};

class tB : public t {
public:
    virtual t* f()const {
        cout << "tb\n";
        return new tB;
    }
    tB() { }
};
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    質問の主題は何ですか?「共変(的)」の意味がわからない?質問中に挙げられている3つの条件が理解できない? – yohjp 18年9月8日 14:37
  • あるいは、こんなわけのわからない仕様の存在意義がわからないとか、教科書や言語仕様書にてわざわざ1節を割くほどの価値がわからないとか。 – 774RR 18年9月8日 23:34
  • すいません、上の参考書の説明がわからないのでサンプルソースなどで説明してほしいと思ったので質問しました。すいません – aaa 18年9月9日 2:18
  • 「関数derived::fが関数base::fを~」の部分から下は書籍からの引用ということでしょうか? – nekketsuuu 18年9月10日 1:48
  • すべて書籍のものを書き写しました。 – aaa 18年9月10日 12:09
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c++ 継承クラスを理解したい
で質疑応答した通り、

  • 基底クラスとはより抽象的なもの、派生クラスとはより具象的なもの
  • 基底クラスへのポインタ・参照で、派生クラスのインスタンスを指すことができる
  • 派生させる側はその必要があったから派生させたのであって、派生クラスを書いたプログラマにとっては、基底クラスへのポインタ・参照があってもほぼ無意味(派生クラスインスタンスへのポインタ・参照が必要)

ってあたりが「身についている」前提で話します。

共変の解説としては、例えば Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E5%A4%89%E6%80%A7%E3%81%A8%E5%8F%8D%E5%A4%89%E6%80%A7_(%E8%A8%88%E7%AE%97%E6%A9%9F%E7%A7%91%E5%AD%A6)
「広い型」→「狭い型」へ変換できることとあります。ただし、ここでの意味合いは概念的に広い、狭い、であることには注意が必要です。概念が広い=より抽象的=基底クラス、概念が狭い=より具象的=派生クラス、であって、メモリの消費量が狭い広いではありません。


提示コード例 tB::f() const は、共変を使わずに実装されています。返却値は暗黙のアップキャスト(基底クラスへのポインタで派生クラスオブジェクトが正しく指し示せる)で変換され正しく動きます。その意味では問題はありません。

しかし virtual なメンバ関数は基底クラス t からしか呼べない・呼んではいけないわけではなくて、派生クラス(っつか自分自身)である tB から呼び出してもよいわけです。するとちょっと困ったことになります。

// tB のメンバ関数 func() を追加したとします
void tB::func() {
    tB* p=this->f(); // コンパイルエラー(ダウンキャスト)
}

派生クラス作ったほうは派生クラス(へのポインタや参照)を使いたいのであって、基底クラスに縛られたら「自分が実装した機能が使えない」わけで、なにもうれしくありません。

共変を使ってより 狭い概念=派生クラス を返すようにした tA のほうは

// tA のメンバ関数 func() を追加したとします
void tA::func() {
    tA* p=this->f(); // エラーにならない
}

より一層、自分(=派生クラス実装者)のやりたいことが簡単にできるようになりました。もちろん、基底クラス t から tA::f() を呼び出しても問題ありません。

以上で共変とは何かの解説とします。で、質問に挙げられている細かい条件については省略します。(共変と名乗ってよい条件の解説にすぎず、事の本筋ではないので)

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C++言語での該当仕様を理解するには、前提条件としてクラス間の派生(derived)関係と、メンバ関数オーバーライド(override)の基本ルールを把握しておく必要があります。

C++においては「関数オーバーライド時に戻り値型・各引数の型を変更してはいけない」という基本ルールがあります。

class Base {
  virtual int mf() { /*...*/ }
};

class Derived : public Base {
  // NG: コンパイルエラー!
  //   派生クラスでの関数mfオーバーライド時に戻り値型を
  //   int → double へと変更しようとしている。
  virtual double mf() { /*...*/ }
};

このルールの特例措置として、該当参考書が説明する 共変(covariant) という概念が登場します。

class Base {
  virtual Base* clone() { /*...*/ }
};

class Derived : public Base {
  // OK:
  //   関数cloneオーバーライド時に戻り値型を
  //   Base* → Derived* へと変更している。
  //   この戻り値型変更だけは特別に許可されている。
  virtual Derived* clone() { /*...*/ }
};

この特別ルールのユースケースとして、上記例示コードのようなオブジェクト複製(clone)操作がよく取り上げられます。つまり基底クラスBaseの複製操作ではBase型を返し、派生クラスDerivedの複製操作ではDerived型を返したいという使い方です。

  • 該当書籍は読んだことが無いのですが、引用(?)箇所はISO標準仕様から直訳しただけ or JIS規格から引用しただけのようにも見受けられます。言語仕様の定義は正確さを優先するため、どうしても無味乾燥なものになります。何のための仕様か・何がうれしいかという観点が抜けており、参考書の説明としては厳しいものがあると思います(その前後にもっと説明があったりしませんか?)。 – yohjp 18年9月10日 7:52

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