結論としては
/admin/books # Administrator 用 namespace admin
/editor/books # Editor 用 namespace editor, edit にするか個人的に迷う
/books # 一般ユーザーは普通に見る
rest とWebサービスの話
いろいろな web service を見ていて思うのは、おそらく、 rest で設計するにあたって次のような思想があると思います。
- RESTful な設計が要請するところにより、リソースベースで URL 設計を行うべきである。 collection, その中の単一リソース、リソースに対するもろもろのアクションがこれに該当する。 rails routing においては、 resources, member や collection に対する操作、 nested resources を活用していくと、大体そんな感じになる。
- すべてをリソースベースでの整理は難しいというか、どうも、リソース群をグループ化しないとどうも web サービスは整理できない。なので、何のリソース群を表すかを、フォルダみたいな感じでグループ分けしておく。 rails で言うところの namespace
たとえば、 Rails のルーティング | Rails ガイド を見ていると、管理系の操作は、 admin という namespace ので記述しています。 admin というグループの中で、もろもろのリソースをいわゆる rest な感じで記述していく方式なのだと理解できます。
こういった、グループ的に利用される url 部分は、いかにもな resource 的記述である場合はむしろまれで、カテゴライズとして分かりやすいものが好まれるようだ、と思っています。 (URL を利用するのは、最終的には人なので、人にとって分かりやすいことが一番重要なのかなぁ、と。)
モジュールがぶつかる
Ruby において、クラスの入れ場所としてモジュールやクラスを利用した場合、怖いのは定数(つまりクラスも)参照に、関係ない機能の定数が紛れこむことかな、と思っています。
自分の記憶が正しければ、 ruby の定数参照は、以下のロジックで行われます。
- 定数参照している場所の
Module.nesting
のモジュール達
Class#ancestors
の定数
で、 Module#nesting
は、以下のように記述すれば、Admin::BooksController
のみになったはずです。
# app/controllers/admin/books_controller.rb
class Admin::BooksController < Admin::ApplicationController
end
と、考えると、たぶんもろものバランスがいいのは、 controller まわりのモジュール分けは、その他モデルなどのモジュール・クラス状態には引き摺られずに、 URL としてどう記述するのが綺麗か、にフォーカスしてそれに合わせることなのかな、と思います。
どう namespace に分けるか
どうやったら利用者に対して分かりやすさを最大化できるかを考えると、
- 一番たくさんこのサービスを利用するのはユーザーなので、普通に
/books
を参照したら、それは一般ユーザー用のページを表示させる
- 管理者用ページは namespace 分離して、その中でリソースベースで記述する。一般的なのは多分 admin なので、それを利用する。
- 編集者は editor か edit というグループが良さそうな気がする。
結論
/admin/books # Administrator 用 namespace admin
/editor/books # Editor 用 namespace editor, edit にするか個人的に迷う
/books # 一般ユーザーは普通に見る
はどうでしょうか?