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test.ml:

let () = begin
  Scanf.scanf " %d %d " @@ Printf.printf "scanf : (%d, %d)\n";
  for i = 1 to 2 do
    print_string "read_line : ";
    print_endline @@ read_line ()
  done
end

input.txt:

12 34
hello world
this is a test

として、cat input.txt | ocaml test.ml とすると、

scanf : (12, 34)
read_line : Fatal error: exception End_of_file

となり、read_lineが例外を投げてしまいます(本当は

scanf : (12, 34)
read_line : hello world
read_line : this is a test

となって欲しいです)。

毎行read_lineしてsscanfを使えば期待する動作にできるのは分かるのですが、何故こうなるのかが分かりません。また、単にscanfread_lineを併用できるのであればその方法も教えて頂けると有難いです。

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結論から先に言うとScanf.scanfと他の標準入力を利用する関数の併用はうまくいきません。

*scanf関数は内部でバッファリングしています。これを行うのは OCaml標準ライブラリソースコードstdlib/scanf.ml にある from_ic関数ですが、この関数は一度に最大1024バイトのデータをチャンネルから一気に読み込めるなら読み込んでしまいます。このバッファは後続の同じ入力元に対する*scanfには使われますが、他の入力関数に回されることはありません。

この例のように、cat input.txt | ocaml test.ml のようにデータが一気にパイプやリダイレクションで渡される場合、 from_ic関数はinput.txtファイルの内容を一気に1024バイト分読みこもうとします。例ではinput.txtはとても短いので全内容が読み込まれてしまいます。scanf " %d %d "はファイル全内容の文字列に対して行われ、1234を返しますが、34以降の文字列はこのscanf用バッファに残ったままです。この残りの文字列が次のread_line ()に使われることはありません。この時点で標準入力の全てが読み込まれているので...read_line ()は失敗します。

input.txtファイルをもっと長く2000バイト位にしてこのプログラムに食わせると挙動がよく解ると思います。ファイルの途中からread_line ()の読み込みが始まります。

一方、ターミナルからの入力をこのプログラムに食わせる場合は質問者の意図通りの動きをします:

$ ocaml z.ml
12 34
scanf : (12, 34)
read_line : hello
hello
read_line : world
world

これはデータが改行入力毎に細切れに標準入力に入ってくるからです。scanfに消費される入力は始めの一行だけです。

というわけで、Scanf.scanfと標準入力関連関数は組み合わせてはいけない、という結論になります。Scanf.scanfを使う場合にはscanfの呼び出しだけで標準入力の使用を完結しなければいけません(scanfを複数回呼び出すのは問題ない)。もしくは、質問にもあるようにread_line ()したものに対してScanf.sscanfを行うのが良い、ということになります。

いずれにせよ、Scanfは手軽そうに見えますけれども、ゴミがあっても読み捨ててエラーにならないなど、Cのscanf()と同じような問題があるので私は個人的には全く使いません。

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