cmakeのコマンドを実行後、メッセージに以下のようなPythonのサポート情報が表示されるので、それを見ると問題がどこにあるかわかると思います。
-- Python 3:
-- Interpreter: /usr/bin/python3 (ver 3.5.2)
-- Libraries: /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libpython3.5m.so (ver 3.5.2)
-- numpy: /usr/lib/python3/dist-packages/numpy/core/include (ver 1.11.0)
-- packages path: lib/python3.5/dist-packages
--
-- Python (for build): /usr/bin/python2.7
--
cmakeで、PYTHON2(3)_EXECUTABLE等のオプションを付けなかった場合は、ubuntu16.04付属のPython2.7とPython3.5を自動的に検出します。Python2.7の方が正常にビルドされてインストールされたのはそういう理由です。Python3.5の方はnumpyがインストールされていれば正常にビルドされますがnumpyがなければ何もしません。
Python3.6の方にインストールしたい場合には、cmakeにオプションを追加する必要があるので、opencvの公式マニュアルを探したところ以下の記載がありました。
[optional] Building python. Set the following python parameters:
PYTHON2(3)_EXECUTABLE = <path to python>
PYTHON_INCLUDE_DIR = /usr/include/python<version>
PYTHON_INCLUDE_DIR2 = /usr/include/x86_64-linux-gnu/python<version>
PYTHON_LIBRARY = /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libpython<version>.so
PYTHON2(3)_NUMPY_INCLUDE_DIRS = /usr/lib/python<version>/dist-packages/numpy/core/include/
最終的には、以下のオプションを追加するとpython3.6でmakeすることができました。オプションの値はPython3.6をソースからコンパイルして既定の設定でインストールした場合のものです。環境に応じて変更してください。
PYTHON3_EXECUTABLE=/usr/local/bin/python3.6
PYTHON3_INCLUDE_DIR=/usr/local/include/python3.6m
PYTHON3_PACKAGES_PATH=/usr/local/lib/python3.6/site-packages
なお、簡単にopencvをインストールしたい場合はopencv-pythonというアンオフィシャルのパッケージがあるのでそれを使ってインストールすることもできます。
pip install opencv-python
make install
後には python2.7ではimport cv2
が通っています。CMakeCache.txt
というファイルが生成されていたら、その内容を質問文に追記してもらえませんか。