2

非常に基本的なことなのでしょうけれども掲題の違いがわかりません.例えば次のようなXMLがあったとします.

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<root>
    <item attr1="val1" attr2="val2">
        <item attr3="val3">
            <item attr4="val4">
                <item attr5="val5"/>
            </item>
        </item>
    </item>
</root>

これに対して次のようなスタイルシートを適用すると

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<xsl:stylesheet xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"
    xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
    exclude-result-prefixes="xs"
    version="2.0">
    <xsl:output indent="yes"/>

    <xsl:template match="/">
        <root>
            <p1-1>
                <xsl:copy-of select="//item"/>
            </p1-1>
            <p1-2>
                <xsl:copy-of select="descendant-or-self::item"/>
            </p1-2>
        </root>
    </xsl:template>
</xsl:stylesheet>

p1-1とp1-2には同じ次の内容のノードが選択されます.

  <item attr1="val1" attr2="val2">
           <item attr3="val3">
                 <item attr4="val4">
                       <item attr5="val5"/>
                 </item>
           </item>
     </item>
  <item attr3="val3">
              <item attr4="val4">
                    <item attr5="val5"/>
              </item>
        </item>
  <item attr4="val4">
                 <item attr5="val5"/>
           </item>
  <item attr5="val5"/>

ところがこれを

<xsl:template match="/">
    <root>
        <p1-1>
            <xsl:copy-of select="//item[1]"/>
        </p1-1>
        <p1-2>
            <xsl:copy-of select="descendant-or-self::item[1]"/>
        </p1-2>
    </root>
</xsl:template>

と変えると

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<root>
   <p1-1>
      <item attr1="val1" attr2="val2">
          <item attr3="val3">
              <item attr4="val4">
                   <item attr5="val5"/>
              </item>
           </item>
      </item>
      <item attr3="val3">
          <item attr4="val4">
              <item attr5="val5"/>
          </item>
      </item>
      <item attr4="val4">
          <item attr5="val5"/>
      </item>
      <item attr5="val5"/>
   </p1-1>
   <p1-2>
       <item attr1="val1" attr2="val2">
           <item attr3="val3">
               <item attr4="val4">
                   <item attr5="val5"/>
               </item>
           </item>
       </item>
   </p1-2>
</root>

という結果となります.predicate(述語)の[1]は異なる結果をもたらします.

XPathの仕様によれば簡略記述の//item[1]は(fn:root(self::node()) treat as document-node())/descendant-or-self::node()/child::item[1]に等しくなります.

3.2 Path Expressions

A "//" at the beginning of a path expression is an abbreviation for the initial steps (fn:root(self::node()) treat as document-node())/descendant-or-self::node()/ (however, "//" by itself is not a valid path expression [err:XPST0003].)

すこしややこしいですが、簡単に言えばドキュメントノードの位置から見てdescendant-or-self::node()/child::item[1]とdescendant-or-self::item[1]はどう違うのか?

ということになるでしょうか?なぜ両者が異なる結果となるのかがよくわかりません.

説明いただける方おられましたらよろしくお願いいたします.

[追記]
ちなみに仕様には違う結果になると書いてあります.

3.3.5 Abbreviated Syntax

Note:The path expression //para[1] does not mean the same as the path expression /descendant::para[1]. The latter selects the first descendant para element; the former selects all descendant para elements that are the first para children of their respective parents.

  • これは質問者の誤った先入観により質問がされていました.考えてみれば異なる軸方向の要素の数え方の問題でしかありません.[n]とpredicateを書いたとして、ドキュメントオーダーの先の方を見る場合、child::*の場合は[1]は最初の子、[2]は2番目の子、...です.descendant::*の場合、[1]は最初の子、[2]は最初の子の最初の子、...となります.ですので2つのXPathの//item[1]descendant-or-self::item[1]は異なる結果を生成して当たり前です.大変失礼いたしました. – tmakita 17年12月22日 6:21
1

descendant-or-self::node()/child::item[1]は、子要素中のp‌​ositionなので常にprecedin‌​g-siblingで先頭から何番目か?d‌​‌​escendant-or-self:‌​:i‌​tem[1]は、コンテキストは各‌​子孫のitemなので、ともかくd‌​es‌​cendant-or-self::i‌​‌​temの1番目、preceding-si‌​blingなんて関係ない.という解釈でし‌​ょうか?

でいいと思います。一言で言えば、「述語[1]の付くのがグループかどうか?」となりそうです。

//item[1] = descendant-or-self::node()/child::item[1]

すでに @SOTH さんが述べてますが、descendant-or-self::node()/child::item[1]は、「まず descendant-or-self::node() を選んで、次にそこから child::item[1] を選ぶ」なので、各兄弟要素中で最初に出現するitem要素がすべて選択されます。長子要素の集合が結果になり、サンプルでも複数のitem要素が選択されています。


descendant-or-self::item[1] = (descendant-or-self::item)[1] = (//item)[1] = (descendant-or-self::node()/child::item)[1]

対してdescendant-or-self::item[1]は、「まず descendant-or-self::item を選んでその結果グループの中から先頭の要素を述語[1]で選ぶ」です。グループの中から常に1個の要素を選ぶ訳ですから、サンプルでも1個のitem要素‌​のみ選択されています。


まとめると、以下のようになります。

  • //item[1](//item)[1]は述語の付く対象が異なる
    • //item[1]は任意のitem[1]を選択
    • (//item)[1]itemグループの先頭を選択
  • descendant-or-self::item[1] = (descendant-or-self::item)[1] のような解釈だと、ancestor-or-self::item[1] のような場合の説明が付かなくなりませんか? – SOTH 17年12月22日 6:36
1

descendant-or-self::node()/child::item[1] を2段階に分けるとすると、

「まず descendant-or-self::node()/child::item を選んで、次にそこから [1] を選ぶ」ではありません。
「まず descendant-or-self::node() を選んで、次にそこから child::item[1] を選ぶ」です。

つまり、

<xsl:copy-of select="//item[1]"/>

が行っていることは

<xsl:variable as="element(item)*" name="items" select="descendant-or-self::node()/child::item" />
<xsl:copy-of select="$items[1]" />

のようなものではありません。むしろ

<xsl:for-each select="descendant-or-self::node()">
    <xsl:copy-of select="child::item[1]" />
</xsl:for-each>

のようなものです。


要は、記号の優先順位に従って式を分割し、順に考えるだけです。

descendant-or-self::item[1] について考えると

context node から descendant-or-self 方向に見える 1 番目の item element を探します。
質問文の例では、/root/item が見つかります。それをピックアップして終了です。

descendant-or-self::node()/child::item[1] について考えると

/[] より弱いので、全体の式はおよそ descendant-or-self::node(), /, child::item[1] に分割されます。これを順に考えていきます。

まず、descendant-or-self::node() で、context node から descendant-or-self::node() に該当する node すべて(/root, /root/item, /root/item/item, /root/item/item/item …など)を抽出します。

次に、/ で、抽出した node 一つ一つに視点の出発点を移します。

最後に、child::item[1] で、各視点から、child 方向に見える 1 番目の item element を探します。
/root から見て child 方向に見える 1 番目の item element をピックアップする。
/root/item から見て child 方向に見える 1 番目の item element もピックアップする。
/root/item/item から見て child 方向に見える 1 番目の item element もまたピックアップする…。
/root/item/item/item から見て child 方向に見える 1 番目の item element もまたまたピックアップする…。
これを最初の descendant-or-self::node() で抽出した node すべてに対して行います。

  • もし考え違いがあったらすみません.descendant-or-self::node()/child::item[1]descendant-or-self::item[1]もpredicateは[position() eq 1]のはずです.設問にも書きましたが、同じpredicateを適用して、各itemはみんなそれを満たすように考えられるのですが、違う結果となります.この理由が知りたいのです.両者でpredicateの意味はこうで違う結果になるんだということがわかれば理解に至ると思います. – tmakita 17年12月22日 4:34
  • predicate の意味は同じです。結果が違う理由は既述の通りです。 – SOTH 17年12月22日 4:40
  • 回答でたとえている <xsl:copy-of select="$items[1]" /><xsl:copy-of select="child::item[1]" /> が、同じ結果になるはずだと思われるのでしょうか? – SOTH 17年12月22日 4:53
  • はい、単純にどうして同じにならないのかな~?と思っています. – tmakita 17年12月22日 5:03
  • <xsl:copy-of select="(//item)[1]"/>と括弧で括れば同じになりますね。 – aterai 17年12月22日 5:05

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