前回の質問で頂いた回答についての質問です。
開いたファイルデータfin
をおそらく表示している箇所
while ((ch = fin.get()) != -1)
std::cout << std::hex << std::uppercase << ch << ' ';
while文なので、繰り返し何かをしていると思いますが、実際これはどのような事をしているのでしょうか?
前回の質問で頂いた回答についての質問です。
開いたファイルデータfin
をおそらく表示している箇所
while ((ch = fin.get()) != -1)
std::cout << std::hex << std::uppercase << ch << ' ';
while文なので、繰り返し何かをしていると思いますが、実際これはどのような事をしているのでしょうか?
分解して順に説明していきます。
ch = fin.get()
ifstream::get()
を呼び出し変数ch
に代入します。ifstream::get()
はファイル終端に達した場合に-1
を返します。
(ch = fin.get()) != -1
これはch = fin.get()
実行後にch != -1
を評価します。つまり終端に達しない限りtrue
となります。
while ((ch = fin.get()) != -1)
つまり、終端に達するまでch
への代入及びループを繰り返します。
次にループする内容ですが、
std::cout << std::hex
std::cout
の出力形式をstd::hex
つまり16進表記に変更します。
std::cout << std::hex << std::uppercase
std::cout
の出力形式をstd::uppercase
つまり大文字に変更します。これでprintf()
の%X
相当になります。
std::cout << std::hex << std::uppercase << ch
printf()
の%X
相当の形式でch
変数の値を出力します。
std::cout << std::hex << std::uppercase << ch << ' ';
続けて' '
つまりスペースを出力します。
fin.get()
で一文字ずつ読み込んで、ファイルの最終にたどり着いたら、-1を返すのですか。 ・16進数で表示はhex
・大文字へ変換はuppercase
で行っているんですね。
-1
ではなく、Traits::eof() 具体的には、std::istream::traits_type::eof()
で、これは<cstdio>
のEOF
マーカーを返すので、単にEOF
とも書けます。(がこれだとC-styleになります)EOFは実装定義ですので(大抵の実装でそうでも)、-1
とは限りません。また、このようなマジックナンバーは極力避けるようにします。
get
を使ってEOFを使用しないで次のようにも書けます。char ch; while (fin.get(ch)) std::cout << std::hex << std::uppercase << (0xff & ch) << ' ';
while ((ch = fin.get()) != -EOF)
でいいですか?
fin.get()
で何を行っているのかと、cout << hex << uppercase << ch << ' ';
で何を表示しているかなので、両方です。