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「Microsoft Visual Studio Express 2015 for Windows Desktop」を使って、C++でDLLを作成致しました。
基本的には正常に動作するのですが、古いPCですと以下のようなエラーが出てしまい、起動できません。

コンピューターにapi-ms-win-crt-runtime-l1-1-0.dllがないため、プログラムを開始できません。

調べてみた所、以下のサイトに解決策が載っており、「Visual Studio 2015 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ」をインストールすることで解決できることを確認いたしました。

Windowsでプログラムを起動したら「api-ms-win-crt-runtime-l1-1-0.dll」ないと起こられた時の対処方法

とはいえ、ユーザにインストールさせるのもできれば避けたいので、はじめから正常に動作するDLLを作成したいと思っております。
どんなPC(OSはwindows)でも動くDLLを作成するためにはどうすればよろしいでしょうか。
以上、よろしくお願いします。

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  • ご回答ありがとうございます! スタティックリンクを使うことで無事、古いPCでも動作することが確認できました。 リンク先もわかりやすくて勉強になりました。 また機会がありましたらよろしくお願いします。
    – tosshi
    2017年5月27日 17:21

3 件の回答 3

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どんなPC(OSはwindows)でも動くDLLを作成するためにはどうすればよろしいでしょうか。

「どんなPC(OSはwindows)でも動くDLL」と言われても限度があると思います。どの辺りをお考えでしょうか? 既にスタティックリンクで解決済みとなってはいますが、例えばそのままではWindows xpで動作しません。

Windows 10を対象とする場合

Windows 10にはVC++2015・VC++2017のランタイムライブラリが標準でインストールされています。ダイナミックリンクしていても動作します。

Windows 7以降を対象とする場合

Windows Updateで2017/04/11以降に配布されているKB4015549 月例のロールアップにはVC++2015・VC++2017のランタイムライブラリが含まれています。これが適用されていればダイナミックリンクしていても動作します。

ただし、推奨される更新プログラムを適用していないPCには含まれていません。個人的には「Windows Updateで配布されている推奨される更新プログラムも適用してください」と案内するのも一つの手かと思います。

Windows Vista以降を対象とする場合

ランタイムライブラリをインストールするかスタティックリンクする必要があります。

Windows xp以降を対象とする場合

VC++2012以降は既定でWindows Vista以降をターゲットとしているため、Windows xpを対象とするためにはプラットフォームツールセットVisual Studio 2015 - Windows XP (v140_xp) 等のXPをサポートするものへ変更する必要があります。
もちろん、ランタイムライブラリをインストールするかスタティックリンクが必要です。


それとは別にVC++2012以降は既定でPenitum 4以降をターゲットとしています。Pentium IIIなどそれ以前のプロセッサーで動作させるためにはコンパイルオプション/arch:IA32を指定する必要があります。

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MSVC2015からランタイムライブラリの構成が大幅に変更されてたくさんのDLLが必要です。
MSVC2013以前ならスタティックリンクすれば、配布に必要なDLLを最低限まで減らすことができます。

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api-ms-win-crt-runtime-l1-1-0.dll が必要という事なので、/CLRオプションが有効なのだと思われます。

全般/共通言語ランタイムサポート:共通言語ランタイムサポートを使用しない
全般/プラットフォームツールセット:Visual Studio 2015(v140_xp)
にした上で
C++/コード生成:マルチスレッド(/MT)

にすれば XPでRuntime無しで動くバイナリが生成可能です

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