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GTK+でTextViewのウェジット全体の背景を
最新のバージョンで変えられるものはありますか?

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概要

Gtk3 ではウィジェットの外観を CSS で設定出来ます。
これは HTML で行なわれている事と同じ考え方です。
ただし、CSS などの仕様に厳密に従っているわけではありません。
リファレンスの関連箇所は Part IV. Theming in GTK+ です。

CSSの概要は Overview of CSS in GTK+で、サポートされている CSS プロパティは Supported CSS Properties で説明されています。

流れ

まずは変更したいウィジェットの CSS ノードを確認します。
GtkTextView は下記のノードを持ちます。

CSS nodes

textview.view
├── border.top
├── border.left
├── text
│   ╰── [selection]
├── border.right
├── border.bottom
╰── [window.popup]

これを見て、CSS のセレクタを決めます。
通常のテキスト部分は textview.view text で、選択中のテキスト部分は textview.view text selection かな、などとあたりを付けておいて、試行する事になります。

そのセレクタにスタイルを当てるのですが、背景色を変更するならば、前景色(文字などの色)やカーソルの色なども同時に指定する必要があります。
ユーザーがどのようなテーマを使用しているか分からないからです。
背景色だけ指定すると、その色がユーザーが使用している前景色と近く、文字などが読めなくなる可能性があります。

textview.view text {
    color: white;
    caret-color: green;
    background-color: black;
}
textview.view text selection {
    color: red;
    background-color: blue;
}

作ったCSS は GtkCssProvider にロードします。
その GtkCssProvider を何らかの GtkStyleContext に追加する事で外観が変わります。
スタイルをアプリケーション全体に適用するならば、"screen" に対して gtk_style_context_add_provider_for_screen() で追加します。
特定のウィジェットに適用するならば、そのウィジェットから gtk_widget_get_style_context() で取得した GtkStyleContext に gtk_style_context_add_provider() で追加します。

Python になりますがスタイルの設定を数パターン使用している例です。

#!/usr/bin/python3
import gi
gi.require_version('GLib', '2.0')
gi.require_version('Gtk', '3.0')
from gi.repository import GLib
from gi.repository import Gtk

# イベントループ
loop = GLib.MainLoop()

# メインウィンドウ
win = Gtk.Window.new(Gtk.WindowType.TOPLEVEL)
win.set_title("スタイル変更")
win.connect("delete-event", lambda *x: loop.quit())

# コンテナ
box = Gtk.VBox.new(True, 10)
win.add(box)

# バッファ
buf = Gtk.TextBuffer.new(None)
buf.set_text("今日は、世界!\n Hello, world!\n")

# ビュー
view_01 = Gtk.TextView.new_with_buffer(buf)
view_01.set_name("top")
box.add(view_01)

view_02 = Gtk.TextView.new_with_buffer(buf)
box.add(view_02)

view_03 = Gtk.TextView.new_with_buffer(buf)
box.add(view_03)

# テキストビューの背景を黒くする CSS
# top と名付けたテキストビューには個別のスタイルを指定
# デフォルトのフォントは text ノードではなくテキストビューのトップレベルに指定する模様
black_css = Gtk.CssProvider.new()
black_css.load_from_data(
    b"""
textview.view text {
    color: white;
    caret-color: green;
    background-color: black;
}
textview.view text selection {
    color: red;
    background-color: blue;
}

textview.view#top text {
    color: orange;
}
textview.view#top {
    font: 1.5em serif;
}
    """)

# 上の CSS を全体に設定
Gtk.StyleContext.add_provider_for_screen(
    win.get_property("screen"),
    black_css,
    Gtk.STYLE_PROVIDER_PRIORITY_APPLICATION
)

# 背景を灰色にする CSS
gray_css = Gtk.CssProvider.new()
gray_css.load_from_data(
    b"""
textview.view text {
    background-color: gray;
}
    """)

# 上の CSS をテキストビュー 02 に設定
style_context = view_02.get_style_context();
style_context.add_provider(gray_css, Gtk.STYLE_PROVIDER_PRIORITY_APPLICATION)


# スタート
win.show_all()
loop.run()

スタイル変更の例

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