まず、気になったことが。
- 今現在の運用フロー(パターン1)の、図がおかしいような気がします。ローカルから push される先のレポジトリが"ベア"になっていて、かつ「本番サーバー」だからです。
ベアレポジトリは、以降に述べる git のレポジトリの持つ機能の中で、「手元のファイルシステム」を作らない形式のレポジトリです。なので、サーバーがここにあるファイルを直接読み込んで何かしらの操作を行うのはおかしい、気がします。
むしろ、このサーバーは、 github や gitlab などといった、レポジトリサーバーのことではないでしょうか。
仮に、今回の運用フローが、「ローカル」<->「レポジトリサーバー」<->「本番サーバー」の構成であったとして。そうすると、本番サーバーは、定期的にレポジトリサーバーから pull するスクリプトが実行されていると考えられます。
パターン2について
可能です。手元からは mybranch を push します。本番サーバーでは、 pull するスクリプトを、 レポジトリサーバーの mybranch から、本番サーバーへの mybranch へ pull するように書き換えればよいです。
パターン3について
git は、実はどのブランチからでも、どのリモート上のブランチに対しても push できます。
git push remote-name local-branch:remote-branch
です。なのでこれを使えば、できると言えばできますが、素直にローカルとリモートのブランチを一致させた方がよいと思います。無駄に面倒になると思われるので。。
git のレポジトリとは
git においてレポジトリとは、「作業用ワークディレクトリ」+「バージョン管理用の情報」から構成されます。
ベアレポジトリとは、このうち「作業用ワークディレクトリ」を持たない構成にしたレポジトリです。
本番サーバーは、実際に git にコミットした、コードベースの中身を読み込み実行すると、実際にサーバーとして動作するような構成になっているマシンだと考えられます。ベアレポジトリは、 git がバージョン管理用に作成する情報ファイルしか持たないので、本番サーバーがこのレポジトリを読んで動作することは、ないのではないかと考えています。