6

背景

UNIXのシェルスクリプトにおいて、コマンド引数に1文字だけのハイフン - (bare hyphen) があるとき、これが特別な意味をもつときがあります。

特に、-が「標準入力から読み込む」「標準出力に書き込む」という意味になるコマンドが多いです。
このことは、次にリンクする本家StackOverflowの質問にも書かれています。

また、"The Art of UNIX Programming" にも次のような記述を見つけました。

Many tools accept a bare hyphen, not associated with any option letter, as a pseudo-filename directing the application to read from standard input.
(http://www.faqs.org/docs/artu/ch10s05.htmlより引用)

和訳すると「多くのツールは、[a〜zのような]オプション文字列と関係がないただのハイフンを、アプリケーションが標準入力からreadすることを示す擬似ファイル名としている。」です。

しかし、いくつかのコマンドにおいては、-がこのような意味にはなっていません。

たとえばPOSIXコマンドcdについて、cd - は「1つ前のディレクトリに戻る」という意味になります。より厳密には、cd "$OLDPWD" && pwd と同義です。

また、mkdirコマンドは-を特別扱いしておらず、(私の環境では) mkdir - は "-" という名前のディレクトリを作成します。

質問

それでは、-が特別扱いされているものの、stdin / stdoutへのリダイレクトとは関係がないようなコマンドは他にどのようなものがあるのでしょうか?

BSDかGNUか、POSIXか非POSIXか、builtin commandかそうでないかなどは気にしませんが、それ特有の動作の場合、追記してくださると嬉しいです。

4
  • su

ハイフン1つは環境変数を置換先ユーザのものに置き換えるの意味 (実質再ログイン)

$ su -
Password:
#
  • dd

(題意と逆かもしれない)
標準入出力を - で指定したくなるけどできない例が dd (GNU coreutil と hpux11.11 で確認)

$ echo abc | dd of=-
0+1 records in
0+1 records out
$ dd if=-
abc
0+1 records in
0+1 records out
$

最初の dd で abc改行 はファイル - に出力され
次の dd でファイル - の内容が標準出力に出力される

おまけ1

先の例で作ってしまったハイフン1文字のファイルを
cat したいとき cat - ではダメ (標準入力の意味になる) cat ./- なら OK
rm に標準入出力を渡すことは無いので rm - は有効な様子

おまけ2

ハイフンで始まるファイル名 -a 等を各種ツールに渡したいとき
cat -a は失敗するので cat ./-a または cat -- -a
rm -a は失敗するので rm ./-a または rm -- -a

4
  • cd(P): bash組み込みコマンド、あるいは、POSIXコマンド。cd -$OLDPWDへカレントディレクトリを変更する。(参考12)
  • bash(1): bashコマンド自体の引数として-が与えられている場合、--と同義になる。つまり、それ以降の文字列をオプションとして解釈しない。(参考)
  • nslookup(1): nslookup - [server]はnslookupを対話モード(インタラクティブモード)で起動する。(参考)

(自己回答ですが、これ以外の例を知りたいのでご存知でしたら投稿お願いいたします)

回答

By clicking “回答を投稿”, you agree to our terms of service, privacy policy and cookie policy

求めていた回答ではありませんか? のタグが付いた他の質問を参照するか、自分で質問をする