Vagrantの実装を詳細まで知っている訳ではありませんが、概念的には
- Virtualboxのイメージ名
- Vagrantでプロジェクト毎のマシン名の定義(マルチマシン定義)
これらのどちらか(もしくは両方)を変更することでそれぞれ独立したVMとして構築出来ます。
1. Virtualboxのイメージ名の変更
Vagrantfileでプロバイダを"virtualbox"に設定しているとのことですので、以下のように変更してみてください。
Project-AのVagrantfile
Vagrant.configure("2") do |config|
config.vm.box = "bento/ubuntu-16.04"
config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
# virtualboxの設定
vb.name="projectA"
end
end
Project-BのVagrantfile
Vagrant.configure("2") do |config|
config.vm.box = "bento/ubuntu-16.04"
config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
# virtualboxの設定
vb.name="projectB"
end
end
このように記述することでVirtualboxのイメージ名を変更することができ、結果としてそれぞれ別のVMとして独立させることが出来ます。
2. Vagrantでプロジェクト毎のマシン名の定義(マルチマシン定義)
まず、理解しやすいようにコマンドライン上で
vagrant global-status
と入力してみてください。すると、これまで作成したVagrant環境一覧が表示されるはずです。
表示されたテーブルに nameという列があると思います。
何も設定していない状態だとここが default になっていると思いますが、これをプロジェクト毎に個別の名前を割り当てることでVMを独立させることが出来ます。
Project-AのVagrantfile
Vagrant.configure("2") do |config|
config.vm.box = "bento/ubuntu-16.04"
#マシン名の定義
config.vm.define "project-a"
end
Project-BのVagrantfile
Vagrant.configure("2") do |config|
config.vm.box = "bento/ubuntu-16.04"
#マシン名の定義
config.vm.define "project-b"
end
上記を設定後、reloadして再度
vagrant global-status
で先ほどのテーブルを確認すると、name列にそれぞれ project-a, project-bとしてマシン名が設定出来ているかと思います。