CentOS を利用しています。
root になったとき、/usr/local/bin
にインストールしたコマンドを実行しようとしたのですが、初期状態では PATH が通っていませんでした。
セキュリティ関係かと思うのですが、何か理由があって /usr/local/bin
に PATH を通していないのでしょうか。ご存知の方いらっしゃいましたらご教授お願いします。
CentOS を利用しています。
root になったとき、/usr/local/bin
にインストールしたコマンドを実行しようとしたのですが、初期状態では PATH が通っていませんでした。
セキュリティ関係かと思うのですが、何か理由があって /usr/local/bin
に PATH を通していないのでしょうか。ご存知の方いらっしゃいましたらご教授お願いします。
CentOS を離れて商用 UNIX の事情を言うなら
/usr/bin
や /bin
はベンダが提供している=ベンダが動作保証をしているソフトが入っていて
/usr/local/bin
は野良ビルド (ユーザが自力コンパイルしたソフト) が入っています。
(うちの HP-UX は完全にそういう構成、運用をしてます。
バイナリ提供されたソフトの実行形式だけをインストールするなんてありえないです)
ベンダが提供している root
で起動していいのはベンダが保証しているソフトのみ、
ってことで root
の PATH
には /usr/local/bin
を含めないほうが良い、という判断らしいです。
セキュリティにうるさい root
は ls
の起動ですら /bin/ls
と打つべし
なんて話を聞いたことがあります (不正な ls
を絶対に起動させないため) 。
/usr/local/bin
にあるソフトを root
で使わざるを得ないときは意識してフルパス打つべし
ってことでしょう。
rootはどのマシンにも絶対にある強力なアカウントなので、
ことからログイン非推奨になっていると思います。
そのため、rootアカウントはログイン禁止にしておき、root権限が必要な際は
sudoが実行できるアカウントを/etc/sudoers
(visudo
で編集します)により定義し
権限を持つユーザーのみが、自分のアカウントとパスワードで、
sudo
コマンド名
と、sudoコマンドで現在のログインアカウントからそのコマンドのみroot権限で実行するのが一般的になっています。
つまり、ログインしないはずのアカウントなのでPATHの設定も必要無いからだと理解しています。
バグとして2012年にレポートされていますが、なぜかスルーされていますね。
Unix & Linux Stack Exchangeに似たような「Why does root not have /usr/local in path?」という質問があります。これの回答によると、歴史的に/usr/local
は、公式ソフトウェア(多分/bin
にあるコマンドなど)にバグがあったりした場合に、それをオーバーライドするためにローカルにインストールした非公式なソフトウェア(修正版や実験的機能を追加した版)を置く場所らしいです。で、rootは権限が強力なので、こういう非公式なものを不用意に実行すべきでないので、デフォルトでrootのPATHには/usr/local
が含まれていないんだそうです。
/usr/local/bin
が含まれているというのは謎ですね。。