開発環境Macを乗り換えたのでRuby環境の刷新を行っています。
RVMかRBEnvのどちらかを利用しようと思っていますが、それぞれの違いや長所を教えて下さい。
これまではRVMを使っており、特に不便を感じていないのですがどうもRVMを離れてRBEnvに移行する人も少なくないなと感じています。

私自身の用途としてはRuby本体の開発は行いませんが、複数のRubyを切り替えて使います。
Gemを開発することはたまにあります。

似た趣旨の質問が英語版にもありますが少し古いようです。

  • rvmとrbenvのタグを追加しました。 – tomute 15年1月2日 22:42

RVM と rbenv の違いは

  • RVM には Ruby のインストール機能がついている(rbenv は ruby-build を使う必要がある)
  • RVM は cd を上書きする(rbenv は単純なシェルスクリプトによってつくられている)

という点があります。

RVM は単体で Ruby の環境が構築できますが、rbenv には Ruby のバージョン切り替えしかありません。そのため、rbenv install コマンドで Ruby を簡単にインストールするためには ruby-build のインストールが必要です。これは、OS X であれば Homebrew 等のパッケージ管理システムを用いることで、 rbenv と同時にインストールすればさほど難しくありません。

また、RVM は cd を上書きしてしまうため、シェルの機能に手を加えることになります。rbenv は単純なシェルスクリプトによってつくられており、シェルの機能を害されることがありません。シェルの機能を上書きされると、何かトラブルがあった際に原因の切り分けが困難になります。

  • なるほど、CDのフックはドットファイルを読み込んでgemsetを切り替えているんですよね。理解しました。 – Yusuke Ando 15年1月3日 6:03
  • はい。rbenv ではコマンドの実行時にRubyのバージョンを選択してコマンドを呼ぶので、cd をフックしていません。例えば、rbenv which ruby でrubyコマンドのパスが返ってきます。 github.com/sstephenson/rbenv/blob/master/libexec/rbenv-exec – itochan 15年1月3日 7:09

RVMにはrubygemを管理するgemsetの機能がありますが、rbenvには(標準では)ありません。

rbenvに移行するならgemの管理はbundlerに一本化するか、rbenv-gemsetと言うプラグインを別に入れる必要があります。

rbenv の公式 Wiki に "Why rbenv?" という記事があります。これによると、RVM は以下のことをしますが、rbenv は以下のことをしません (現在の最新版である2017年2月の版から抜粋・編集・和訳しました)。

  • シェルに読み込まれること。rbenv は代わりに $PATH を使います。
  • cd のようなシェルコマンドをオーバーライドすること。
  • Ruby のバージョン以外についてのコンフィグ・ファイルを持つこと。
  • Ruby をインストールすること。rbenv では自前でインストールするか ruby-build を使います。
  • gemset を管理すること。rbenv では Bundler を使うか、使えなければ rbenv-gemset を使います。
  • 互換性のために Ruby ライブラリに変更を加えること。RVM ではいくつかライブラリを使う際に注意が必要です。

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