クラス設計の問題ではなくって、一般的に java のコードに置いてどうやって spec (仕様) プロジェクトと impl プロジェクトを分離・ビルドするべきなのか問題なのではないか、と考えています。
一般的に、 spec プロジェクトと impl プロジェクトを分離して、各 impl プロジェクトはその他の spec プロジェクトにのみ依存するようにします。すると、 spec クラスのもののみがその他の場所から利用されます。そして、各 impl クラスは別々にビルドします。C言語で言う所のヘッダとソースの関係が近いと思います。
実際に動作するもの (war とか) を作る時には、別々にビルドしていたこいつらをおまとめするようなビルドを用意します。
(2016/10/22)
説明が色々と足りていなかったようなので、追記します。
@tag1216 さんの回答のように、この回答でのべたプロジェクトの分割は、「インターフェースクラスと実装クラスの分離」を想定しています。ただ、これだけだと今回問題になっている、「開発者が不用意に実装クラスを触らない」は実げんできないと思っています。
具体例を挙げます。永続層用のプロジェクトがあったとして、それがdao.jar
でビルドされているとします。そして、この dao プロジェクトの中で、例えばインターフェースと実装クラスを分離したとします。 dao.jar
の中には両方が入っている状態になります。
アプリケーションロジックを記述するプロジェクトを application.jar
だとします。 dao.jar
の中のインターフェースを利用する必要があるので、 application プロジェクトは、 dao プロジェクトを依存関係に持つ必要があります。すると、欲しくなかった実装クラスまでついてきます。開発者が、ついうっかり実装ロジックでしか使われる想定しかしていない実装クラスを使ってしまう懸念点は払拭できません。
なので、 dao プロジェクトを分割します。インターフェースのみを持つようなプロジェクト (これを自分は spec と言っていました)と、 spec に依存を持つような実装プロジェクト(これを自分は impl と言っていました)です。
そして、 application プロジェクトからは dao-spec プロジェクトのみを依存関係に追加します。