つまりC#で言うところの
var str = "example;
Console.WriteLine(str);
Console.WriteLine(DateTime.Now);
のようなことをしたいのですが、printfn
を使った場合、第一引数は常に書式文字列として扱われてしまうため、次のコードはエラーになります。
let str = "example"
printfn str
printfn DateTime.Now
error FS0001: 型 'string' は型 'Printf.TextWriterFormat<'a>' と互換性がありません
このエラー自体は合点がいきますし、次のように書くのが正しいでしょう。
printfn "%s" str
printfn "%O" DateTime.Now
ただ、これだけのために書式文字列を指定するのは無駄な処理をしているように見えます。
Console.WriteLine(string)
や Console.WriteLine(object)
のように、単一の文字列やオブジェクトの出力に特化した関数はないのでしょうか?
Console.WriteLine str
Console.WriteLine DateTime.Now
と直接Consoleクラスのメソッドを呼び出すことはできますが、F#版の関数が用意されているならそれを使った方がいいのでは、と思った次第です。それとも上記メソッドを直接呼び出せばいいのでしょうか。
(標準関数のprintfとクラスライブラリのConsoleみたいな違いを感じているというか・・・)
System.Console.WriteLine
はF#からでもそのまま使えますけどそういうことではないんですよね?Console.WriteLine(string, object[])
のF#版がprintfn
だとすると、Console.WriteLine(string)
のF#版も何か用意されているのかなと。printfn
に標準関数のようなイメージを抱いているのですが、単にF#で扱いやすいバージョンが追加されてるだけなんですかね・・・?printf
シリーズはどっちかというとCのprintf
系のチェック強化版というようなイメージでいます(そしてこれをうまくF#で書くのは大変です)。 ソースで言うとprintf
系はcoreの部分に入っているのでそういう意味で標準関数と考えて良いと思います。単一の文字列の出力関数(例えばCでいうputs
)については必要であれば簡単に自己定義の関数として作成できますので、あえて作る必要もなかったということじゃないでしょうか。printfn "example"
で出力できます。)fsharp.zip
をダウンロードできます。