本家 stackoverflow を検索してみました。
https://stackoverflow.com/questions/34148992/
元質問が int negzero = -0;
と書いてありそりゃただの(正の)ゼロだろと突っ込みが入って
そっち系の回答にチェックが付いてしまっています。
が、チェックの無い Serge Bastella 氏の回答のほうが今回オイラの求めているものに近いはずで
それによると
ISO/IEC 9899:<不明>
6.2.6.2 処理系が負の0を生成するのは次に示す演算の場合に限られなければならない
- 負の0を生成するオペランドを伴った (snip) 演算子
- 一方のオペランドが負の0で、結果が0となる (snip) 演算子
- 上に掲げた2つの場合に基づく複合代入演算子
である以上
std::cout << (1 << negzero) << std::endl;
std::cout << (1 >> negzero) << std::endl;
は「式が0を生成しない」がゆえに負の0も正の0と同じ振る舞いをし 1
以外にはならない。
std::cout<<(~negzero)<<(~zero)<<std::endl;
は詰め物ビットがあっても良いという規定により処理系定義
std::cout<<(negzero < zero)<<std::endl;
std::cout<<(negzero <= zero)<<std::endl;
std::cout<<(negzero == zero)<<std::endl;
は(規格書から明確な文言を探しきれなかったので)処理系定義
という意見が述べられています。
オイラ的には文言「処理系定義」は言語規格書にそう明示されている場合に限ると解釈しているので
後者2つは「未規定」であると思うところです。
JIS X 3010:2003, ISO/IEC 9899:1999 の 7.12 には
整数算術関数および文字列変換関数は 7.20 で規定する
とあります。
C11
ドラフトの later
の文言は「採択版で章番号が決定したらそれに書き直す」程度の意図で、
やはりこの章 7.12 は整数に関しては対象外な気がします。
LIA-1 についてはまだ検証していません。