下記のようなコードを見かけたのですが、どういう意味でしょうか?
・第3引数を渡さないとき、cはundefinedになるため、常にfalse?
・第3引数を渡すとき、cは常にtrue?
function test (a, b, c) {
//
if (c) {
//
} else {
//
}
}
test(1, 2);
・これは一般的な書き方でしょうか?
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登録してこのコミュニティに参加するすでに承認された回答が付いていますが、念のため補足です。
・第3引数を渡さないとき、cはundefinedになるため、常にfalse?
Yesです。true/false以外の値を論理値が必要な場所に渡した時に、どのようにtrue/falseに変換されるかは(harry0000さんのコメントにもありますが)しっかり定義されています。
9.2 ToBoolean
リンク先はECMA5.1のものですが、この部分の記述についてはバージョン間での本質的な変更はないはずです。
undefinedがfalseとして判定されることは(よほど変な独自実装をしていない限り)間違いありません。
・第3引数を渡すとき、cは常にtrue?
Noです。上のリンクを参照すればわかりますが、undefined
, false
, null
, +0
, -0
, NaN
, ''
(空文字列)はfalse
と判定されます。ここにあげた値を第3引数として渡せばif(c)の判定は成立せず、「第3引数を渡しているのに条件は成立しない」と言うことになります。
あなたのコードでtest(1, 2, 0)を実行して、if
部とelse
部のどちらが実行されるか確かめてみてください。
・これは一般的な書き方でしょうか?
「一般的」をどう定義すれば良いのかわからないので、直接の回答ではありませんが、「undefined
, false
, null
, +0
, -0
, NaN
, ''
」以外の値を全て真と判定したい場合にはよくある書き方、と言って良いと思います。
但し、「必須ではない引数を指定されたかどうか」を判定するには、この条件の書き方ではうまくいかないことも多いです。0
や''
を指定された場合に、それは何も指定していないものと扱って良いのかどうか、よく考えて、要件に合わないなら、arguments.length
を使って判定すべきでしょう。
一般的な書き方ですが、
function(a, b, c){
if(!!c){
someFunc(c); // cについて処理する
} else{
someFunc({}); // cがなかった時の処理
}
// ...
}
のように、 if(!!c){ ...
というのも多いです。
たとえば、前述の someFunc
は「引数にtrueかfalseが欲しい! nullやundefinedはこまる!」
というようなときに、someFunc(!!c)
とすれば、引数cを省略した時も、falseを入れた時も、trueが来た時も問題なく動きます。
!!
のパターンもよく見るので一応覚えておいたほうが良いですよ
省略可能なブール引数として使っています。
省略した場合、及び false
、0
、""
など偽と判断される値を渡した場合はfalseとなります。
それ以外の値を渡した場合はtrueとなります。
一般的な書き方かと。