Chefの情報を探していると
::Chef::Recipe.send(:include, Foo::Helper)
という表記のものに出合ったのですが、クラス名の先頭に::
をつけるとどのような効果になるのでしょうか?
ドキュメントを探してみたのですがうまく検索する方法がわかりませんでした。
先頭の::の意味については http://docs.ruby-lang.org/ja/2.0.0/doc/symref.html#colon に説明があります。
::DateTime
定数のスコープ演算子で、トップレベルの定数であることを示す。
定数の名前解決はクラス・モジュールの内側から外側に向かって行われます。
A = "::A"
class Foo
A = "Foo::A"
class Bar
A = "Foo::Bar::A"
p A # => "Foo::Bar::A"
p Foo::A # => "Foo::A"
p ::A # => "::A"
end
end
Barクラスの中からAを参照する場合、何も指定しない場合はいちばん内側にあるFoo::Bar::Aが探索されます。
Foo::Aのようにクラス名を先頭につけることで外側の定数を参照できますが、トップレベルのAはクラス内にありません。 このような場合に::だけを先頭につけることによって一番外側のAを参照することができます。
chef
が単純にinclude
を使わないのかについては公式ブログのDemystifying Common Idioms in Chef Recipesが参考になります。(こちらに'::'で曖昧さを避けていることも書いてあります。)