どこで見つけられたコードか知りませんが、ずいぶん古い書き方をしていますね。Swift1.xのかなり初期の書き方になっています。
現在のMFMailComposeResult
型はSwiftに以下のようにimportされています。
public struct MFMailComposeResult : RawRepresentable, Equatable {
public init(_ rawValue: UInt32)
public init(rawValue: UInt32)
public var rawValue: UInt32
}
public var MFMailComposeResultCancelled: MFMailComposeResult { get }
public var MFMailComposeResultSaved: MFMailComposeResult { get }
public var MFMailComposeResultSent: MFMailComposeResult { get }
public var MFMailComposeResultFailed: MFMailComposeResult { get }
ご覧になればわかると思いますがMFMailComposeResult
には、value
という名前のプロパティはありませんから、そのせいでエラーになっています。あなたのコードから全ての.value
を削除してしまってください。
func mailComposeController(controller: MFMailComposeViewController, didFinishWithResult result: MFMailComposeResult, error: NSError?) {
switch result {
case MFMailComposeResultCancelled:
break
case MFMailComposeResultSaved:
break
case MFMailComposeResultSent:
break
case MFMailComposeResultFailed:
break
default:
break
}
self.dismissViewControllerAnimated(true, completion: nil)
}
初期のSwiftでは、Objective-Cからimportしたenum型の定数では==
による比較もできなければswitch-caseにも使えないという、今から考えるとかなりひどい制約があったのでenum
内部の整数値(これもvalue
から現在ではrawValue
に変更されています)を取り出して比較する必要があったのですが、現在のSwiftにはそのような制約はありませんので値(result
)も比較する定数値(MFMailComposeResultCancelled
等)も共に同じ型(今回はMFMailComposeResult
)であれば、全てに.value
をつけるような面倒はしなくても良くなっています。
Xcodeのエディター上でMFMailComposeResult
をCommand-clickすれば上記の型定義のヘッダーは見ることができます。何もかも全て読み取れる必要はありませんが、「MFMailComposeResult
型にはvalue
なんてプロパティがない」ことくらいは(そのような意味のエラーメッセージも出ていたはずです)理解できるようにしてください。
なお表題の「Swiftのメーラー」ですが、通常「メーラー」と言うと「メールの送受信機能を持った独立したアプリ」のことを言いますから、大変誤解を招きやすいタイトルになっています。正確な技術用語はわからなくても、MFMailComposeViewController
を表示させているというのはコードを書かれたのだから分かっているはずです。タイトルにもそのクラス名を含めたほうが良いでしょう。(私は最初「メーラーのことなんて知らねぇよ」と思ってスルーしていました。)
また今回は自明な誤りがあったので回答が書けましたが、「エラーが出ています」と言う場合には必ず「ビルド時のエラーなのか実行時のエラーなのか」と「エラーメッセージの内容」をエラーが出た場所に加えて質問中に記載するようにしてください。