Windows 10 で、ようやくストア アプリが普通に使えそうな感じになってきたので、ひとつプログラムを組んでみようとしました。
もう何年も Windows Forms と WPF の開発はやってきているので、同じ Windows 用のプログラムですから簡単に作れると思ったんですが。 ADO.NET が見当たらず、データベースに接続する手段が無い。 パスを指定してファイルを開くこともできない。 無い無い尽くしじゃありませんか。
なんでこんなに不便で開発しにくい環境になってるんでしょう?
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ストア アプリのプラットフォームには、クラウド時代に対応するべく、2つの大きな特徴があります。
1つは、「デバイス&サービス」(あるいは「モバイルファースト、クラウドファースト」) アーキテクチャ。
もう1つは、「アプリの信頼性」です。
この両者は関連しています。 「デバイス&サービス」アーキテクチャを前提としたので、 デバイス側プラットフォームの機能を制限することができたのです。
「デバイス&サービス」アーキテクチャのもとでは、例えばデータベースはクラウドに置きます。 そしてクラウド側の Web サービスでデータベースにアクセスします。 すると、 デバイスからはその Web サービスに HTTP / HTTPS でアクセスできるだけでよく、 デバイス側にデータベースアクセス機能は無くてもすむわけです。
さて、この特徴が理解できると、次のようなエンドユーザーのセキュリティを脅かしたりプライバシーを侵害したりすることも可能な機能がプラットフォームから削られていることに納得がいくでしょう。
「なんでこの機能がないんだ!?」と思ったときは、「その機能を使ってエンドユーザーの安全を脅かすことが可能か?」を考えてみてください。
※ もちろん、まだ十分に機能が充実しているとはいえない状況ではあります。上の「テスト」に合格したアイデアがあれば、UserVoice サイトにリクエストしてください。
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