オブジェクトをキャッシュするというのはTextオブジェクトをキャッシュするということなのでしょうか?
はい。その場合のオブジェクト
は、インスタンス
と同義と考えられます。
text = Text.first
Rails.cache.write("some_cache_key", text)
しかし、こう書くと「DBから取得したデータ」や「インスタンス化されたオブジェクト」をキャシュするものだ、という誤解が産まれるかもしれません。
実際のところ、キャッシュする対象は、文字列でも、数値でも、何でも構いません。
キャッシュの基本的な考え方は、時間の掛かる処理を回避するために、以前に使用したデータを再利用するというものであり、対象のデータは何でも良いのです。
オブジェクトをキャッシュするケースと
fragment cacheするケースでの使い分け方がよくわかりません。
fragment cache
というのは、view の中でオブジェクトキャッシュを便利に使えるようにした rails の機能のことです。
htmlの生成
は時間の掛かる処理なので、回避したい。
→ とはいえ、htmlを全部キャシュすると、一部分が毎回変わるページに対応できない。
→ なら部分ごとにキャッシュすればいい。だけど毎回オブジェクトキャッシュを書くのは大変。
→ 便利に使える仕組みを作った
→ fragment cache という名前にしよう
というのが、この辺りに書いてある(気がします)。
Fragment caching is used for caching various blocks within views without caching the entire action as a whole
よって、使い分けとしては、view の場合は、fragment cache、それ以外はオブジェクトキャッシュ、ということになると思います。
(もちろん、view の場合でも、自作のオブジェクトキャッシュを使っても良いです)