置換前
・hoge.jp/stackoverflow
置換後
・piyo/hoge.jp
試したけれどもうまくいかなかったコード
find /path -type f | xargs sed -i 's/hoge.jp%stackoverflow/piyo&hoge.jp/g'
・意味は良く分かっていません
・区切りに/が入るとエラーになるとネットに書いてあってので、%で区切っています
質問
・何がマズいのでしょうか?
find /path -type f | xargs sed -i 's%hoge\.jp/stackoverflow%piyo/hoge.jp%g'
とします。
sed -i 's/hoge.jp%stackoverflow/piyo&hoge.jp/g'
この様に書いてしまいますと、以下の変換を行います。
hoge.jp%stackoverflow => piyo&hoge.jp
sed の s
コマンドでは、s
の次の文字がセパレータとして認識されます。このセパレータ文字は s
コマンドに指定する正規表現文字列と変換先文字列に含まれない文字であれば使用可能です。ですので、以下は全て同じ変換になります。
s%hoge\.jp/stackoverflow%piyo/hoge.jp%g ## %
s@hoge\.jp/stackoverflow@piyo/hoge.jp@g ## @
s:hoge\.jp/stackoverflow:piyo/hoge.jp:g ## :
s_hoge\.jp/stackoverflow_piyo/hoge.jp_g ## _
sZhoge\.jp/stackoverflowZpiyo/hoge.jpZg ## Z
なお、.
が任意の一文字にマッチする正規表現なので \
でエスケープします(hoge.jp/stackoverflow
内の .
のみ)。
sed
のコマンドライン引数についてはすでに付いてる回答にある通りですが、より完全で、より効率的なコマンドラインをどうぞ。
$ find /path -type f -exec sed -i 's%hoge\.jp/stackoverflow%piyo/hoge.jp%g' {} +
完全→find
が見つけたパスに空白文字などが含まれていても大丈夫、効率的→sed
の起動回数を必要最小限に抑えることができる。xargs
も不要。
詳細は find
(1) のオンラインマニュアルをどうぞ。
find
の -exec
あるいは find
と xargs
の組合せは「意味は良く分かっていません」な状態で利用するのは危険ですよ。
xargs
は、デフォルトでは入力内容を色々解釈します。例えば、空白文字で分割したものを指定したコマンドに渡します。foo bar
というファイルが存在した場合、sed
には foo
と bar
が渡されます。ほかにバックスラッシュ ` を特別扱いします。詳細はマニュアルをどうぞ。
xargs` のそういった処理が不要な場合、find
との組合せでは find
の -print0 オプションと、xargs
の -0
(--null
) オプションを利用するのが通例です。 ただし、今回の場合は xargs
は不要で、例示したように find
だけで実現可能です。find
は -exec
に指定したコマンドラインに発見したファイル名をそのまま渡すので、xargs
(のデフォルト動作)のような問題は発生しません。
sed -i
は置換されない場合もファイルのタイムスタンプが更新されてしまいます。
ex
コマンドを使ってx
で終了すると置換されていないファイルのタイムスタンプは更新されません。
#!/bin/bash
case $# in
0|1|2)cat <<EOF 1>&2
Usage: chp re string files...
EOF
exit 1
esac
DLMT=$(echo -n -e "\x05")
re=$1
str=$2
shift 2
for file in $@
do
ex -s ${file} <<EOF
:%s${DLMT}${re}${DLMT}${str}${DLMT}g
x
EOF
done
find /path -type f | xargs bash 【今回紹介したスクリプト】△hoge\\.jp△stackoverflow△piyo/hoge.jp
△は空白です。
※.
をエスケープするには\
を2回指定しなければならないのが難です。