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Linux/BSD初心者です。
Ubuntu15.04virtualboxを利用し、ゲストマシンにFreeBSD 10.2-stableを入れて使っています。

UbuntuGNOME端末からBSDにログインし、そこから例えばcatでファイルの中身を表示させる場合、日本語であっても次のように表示されました。(エンコードはUTF8)

$ cat test.txt
あいうえお

これがviでの表示だとこうなります。

$ vi test.txt
\xe3\x81\x82\xe3\x81\x84\xe3\x81\x86\xe3\x81\x88\xe3\x81\x8a

viのバージョン情報を表示させると以下でした。

Version 2.1.2 (2012-11-02) The CSRG, University of California, Berkeley.

virtualbox付属のターミナルからBSDにログインして同じことをすると、catの日本語表示は文字化けしてしまうことから、GNOME端末にはUTF8の文字コードをデコードする機能があるからだろう想像は付きます。しかしviで表示する内容に関してはvirtualboxのターミナルで見ても結果が変わりませんでした。

この違いはもちろん、vi自体のターミナル表示制御によるものだろうとは思います。
それがマルチバイト文字に関して全くデコードできないということなのだろうと察することはできるのですが、ではそのデコード方法は存在するのだろうか?ということが知りたいです。
例えばコンパイルオプションとして存在するのか?といったことです。

軽くソースコードのMakefile(ソースコード内のusr.bin/vi/Makefile)を見てはみたのですが、iconvのオプションがある(ようだ)、という以上のことはわからず、安易にコンパイルしなおしてみる度胸もないので、もしご存じの方がいらしたら教えてください。
まるきり見当違いのことを尋ねていたらすみません。

(以下はviのMakefile)

#
# $FreeBSD: stable/10/usr.bin/vi/Makefile 262643 2014-03-01 03:09:16Z brooks $
#

.include <bsd.own.mk>

SRCDIR=         ${.CURDIR}/../../contrib/nvi
SUBDIR+=        catalog

WARNS?= 0       # some warn issues on 32 bit machines

VI=     nvi
EX=     nex
VIEW=   nview

PROG=   nvi

CFLAGS+=        -D__REGEX_PRIVATE

LINKS=  ${BINDIR}/${VI} ${BINDIR}/${EX} ${BINDIR}/${VI} ${BINDIR}/${VIEW}
LINKS+= ${BINDIR}/${VI} ${BINDIR}/vi ${BINDIR}/${EX} ${BINDIR}/ex
LINKS+= ${BINDIR}/${VI} ${BINDIR}/view

MAN=    ${SRCDIR}/docs/USD.doc/vi.man/vi.1
MLINKS+=vi.1 ex.1 vi.1 view.1
MLINKS+=vi.1 nex.1 vi.1 nview.1 vi.1 nvi.1

.PATH:  ${SRCDIR}/common
.PATH:  ${SRCDIR}/ex
.PATH:  ${SRCDIR}/cl
.PATH:  ${SRCDIR}/vi
.PATH:  ${SRCDIR}/regex

CFLAGS+=-I${.CURDIR} -I${SRCDIR} -I${SRCDIR}/regex

DPADD=          ${LIBUTIL}
LDADD=          -lutil

.if defined(RESCUE) || defined(RELEASE_CRUNCH) || ${MK_NCURSESW} == "no"
DPADD+=         ${LIBNCURSES}
LDADD+=         -lncurses
.else
CFLAGS+=        -DUSE_WIDECHAR
DPADD+=         ${LIBNCURSESW}
LDADD+=         -lncursesw
.endif

.if ${MK_ICONV} == "yes" && !defined(RESCUE) && !defined(RELEASE_CRUNCH)
CFLAGS+=        -DUSE_ICONV
.endif

CLEANFILES+=${EX}

# Vi curses sources
SRCS+=  cl_funcs.c cl_main.c cl_read.c cl_screen.c cl_term.c

# General sources.
SRCS+=  conv.c cut.c delete.c encoding.c exf.c key.c line.c log.c main.c mark.c msg.c options.c \
        options_f.c put.c recover.c screen.c search.c seq.c util.c

# Ex source.
SRCS+=  ex.c ex_abbrev.c ex_append.c ex_args.c ex_argv.c ex_at.c ex_bang.c \
        ex_cd.c ex_cmd.c ex_cscope.c ex_delete.c ex_display.c \
        ex_edit.c ex_equal.c ex_file.c ex_filter.c ex_global.c \
        ex_init.c ex_join.c ex_map.c ex_mark.c ex_mkexrc.c ex_move.c \
        ex_open.c ex_preserve.c ex_print.c ex_put.c ex_quit.c \
        ex_read.c ex_screen.c ex_script.c ex_set.c ex_shell.c \
        ex_shift.c ex_source.c ex_stop.c ex_subst.c ex_tag.c \
        ex_txt.c ex_undo.c ex_usage.c ex_util.c ex_version.c ex_visual.c \
        ex_write.c ex_yank.c ex_z.c

# Vi source.
SRCS+=  getc.c v_at.c v_ch.c v_cmd.c v_delete.c v_ex.c v_increment.c v_init.c \
        v_itxt.c v_left.c v_mark.c v_match.c v_paragraph.c v_put.c v_redraw.c \
        v_replace.c v_right.c v_screen.c v_scroll.c v_search.c v_section.c \
        v_sentence.c v_status.c v_txt.c v_ulcase.c v_undo.c \
        v_util.c v_word.c v_xchar.c v_yank.c v_z.c v_zexit.c vi.c

# Vi screen source.
SRCS+=  vs_line.c vs_msg.c vs_refresh.c vs_relative.c vs_smap.c vs_split.c

# Wide char regex
SRCS+=  regcomp.c regerror.c regexec.c regfree.c

.include <bsd.prog.mk>
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  • 1
    freebsdは長い事触っていませんが、localeの問題では? LC_ALL=ja_JP.UTF-8 vi test.txtなどとしたらどうなりますか? 2015年11月12日 23:03

4 件の回答 4

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+300

すでに問題解決済みですが、この問題に関して本家nviのFAQに記載がありました。後で同じような疑問に突き当たった人の参考になるよう追記しておきます。

Vi uses the C library routine isprint(3) to determine if a character is printable, or should be displayed as an octal or hexadecimal value on the screen. Generally, if vi is displaying printable characters in octal/hexadecimal forms, your environment is not configured correctly. Try looking at the man pages that allow you to configure your locale. For example, to configure an ISO 8859-1 locale under Solaris using csh, you would do:

setenv LANG C

setenv LC_CTYPE iso_8859_1

(概訳)
『Viはisprint(3)というC言語ライブラリ関数を使って表示可能な文字の判別を行い、表示できない文字については8進数か16進数の値をスクリーンに表示する。スクリーン上にviが8または16進数で文字を表示していることが見て取れるときは、大抵の場合、環境変数が正しく設定されていない。ロケール設定の仕方についてはmanを参照のこと。例えばSolarisでCシェルを使っておりロケールをISO8859-1にしたいのであれば以下のようにする。
setenv LANG C
setenv LC_CTYPE iso-8859_1』

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  • 使い方よりも、本質的な理由まで突き詰めた点で、この回答が一番ですね。他のアプリで同様の問題が発生したときにも応用が利きます。 2015年11月16日 0:32
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コンソールのエンコーディングと同じエンコーディングのファイルの編集が出来ればよいのであれば、環境変数LANGをコンソールのエンコーディングに一致する値(たとえばja_JP.UTF-8)に変更してください。

UTF-8環境でEUC-JPのファイルを編集したい、などだと、素のviだと面倒なのでvimでもインストールしてください。

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Linux の vi は vim ですが、FreeBSD の vi は nvi です。
素の nvi は、マルチバイト文字には非対応です。

ports や pkg で vim をインストールすると良いと思います。

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FreeBSD ではないのですが、Debian 系 Linux distribution で提供されている nvi では日本語の表示・編集が可能です。nvi のバージョンは以下の通りです。

Version nvi-1.81.6 (2007-11-18) The CSRG, University of California, Berkeley

ビルドには configure を使っているのですが、そのオプションに、

--enable-widechar     Build a wide character aware vi (experimental).

があって、これを指定しています。

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    これは、特別再コンパイルが必要というのではなくて、すでにこのオプションでコンパイル済みのものが取得できるという意味だったのですね。今ubuntuでnviをapt-getして使ってみたところ、特に何もせずとも日本語の入力編集ができました。このアドバイスを見てすぐにBSDのMakefileを見なおしたのですが、このconfigureの設定をどう書き入れたらいいのかわからなかったため頓挫してました。しかしロケール設定のみで上手く言ったので、最初からそれは込みでコンパイルされていたようです。
    – cul8er
    2015年11月14日 21:21

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