詳解swiftで勉強しています。
プロトコルの定義のところで、Comparableプロトコルを列挙型に適合する場合、
実体型をもつ列挙型は、すでに「==」をもっていますとあるのですが、
通常の列挙型(実体型ではない)は「==」が使用できないように思えるのですが、
実際は使用できます。
この意味は、どう理解すべきでしょうか
enum CompassPoint {
case North
case South
case East
case West
}
上記のような、Assciated Valueを持たない単なるEnumはコンパイラによって自動的にEquatable
になります。
Simple enums that have no associated data (like MyBool) are automatically made Equatable by the compiler, so no additional code is required.
https://developer.apple.com/swift/blog/?id=8
そのため、==
で比較する際には下記で定義されいている演算子が使用されます。
public func ==<T : Equatable>(lhs: T?, rhs: T?) -> Bool
enum Barcode {
case UPCA(Int, Int, Int, Int)
case QRCode(String)
}
一方、上記のようなAssociated Valueを持つEnumはそうはならないので、自分で==
を実装する必要があります。
However, you can make arbitrary types equatable by conforming to the Equatable protocol and implementing the == operator.
https://developer.apple.com/swift/blog/?id=8
enum Math: Double {
case Pi = 3.1415
case Phi = 1.6180
case Tau = 6.2831
}
上記のようなDoubleやStringを継承しているようなEnumで==
による比較ができるのはRawRepresentable
に適合するので、下記の演算子が使用されるためです。
func ==<T : RawRepresentable where T.RawValue : Equatable>(lhs: T, rhs: T) -> Bool