setStatusBarColor()
を使用してステータスバーを暗くする処理をバックグラウンドで常に行いたいです。
Serviceを継承したクラスでそれを行うと、getWindow()
でエラーになってしまいます。
ServiceでgetWindow()
を使用する、もしくはServiceでsetStatusBarColor()
を使用する方法を教えていただきたいです。
基本的にはできません。
まず、ServiceとはUIを持たないコンポーネントなので、Windowにアタッチされない=Windowを取得することはできません。
setStatusBarColor()
というのはAndorid 5.0から追加された比較的新しいAPIになります。これが意図するところは、Lollipop以降のアプリケーションでは、アクションバーやステータスバーの色を利用してアプリのブランディングを行うというものです。それ以前のデザインガイドラインでは、ステータスバーの色は固定で、ブランディングはアプリアイコンをアクションバーに置くことで表現するというものでした。
他のアプリケーションのカラーブランディングを妨害するAPIは恐らく用意されないでしょう。
ただし完全に不可能かというとそうでもありません。
WindowManager
の取得はServiceからでも行えるので、そこに任意のビューを重ねることで、それらしく見せること自体はできると思います。ステータスバーの上へ重ねる指定は、SDKのバージョンによって異なりますが、setStatusBarColor()
のある5.0以降と考えると、LayoutParams
にTYPE_STATUS_BAR_PANEL
で可能だと思います。
これについてはリスクのある手段でもありますので、紹介に留めます。
SYSTEM_ALERT_WINDOW
というちょっと大げさなパーミッション(「画面全体が偽装される」と警告される)が必要なこと、使い方を間違えると表面に追加したビューがタッチイベントを拾って、現在フォアグラウンドにいるアプリを妨害してしまいます。