現在所属する企業が、PHPのコミュニティと情報が隔絶しているWeb開発会社であり(←改善中)、そういう状況下で、PHPプログラマではないシステム管理者が本番環境のLinuxサーバ構築を行うという前提のお話になります。
上記前提で私はphpenv
/php-build
でビルドオプションに--with-apxs2=/usr/sbin/apxs
を付与してグローバルインストールを行い、ディストリビューション管理から切り離して運用するのが安全であろうと判断して、Vagrant
によるローカル環境に適用しています。しかし、phpenv
での本番環境運用の事例を目にしないので、不安を感じています。
先日開催されたPHPカンファレンス2015にも参加したところ、PHPのバージョン問題は取り上げられていたものの、PHPのインストール方法についてはユーザ間では既知のものとされているのか、特に目立った取り上げ方がされていないような印象でした。
つきましては、PHPでWeb開発を行っている企業では、本番環境の構築でPHPのインストールはどうしているか、お聞きしたいです。
まとめると:
phpenv
/php-build
によるPHPインストールは本番運用に耐えうるか- 他にどういうインストール手段があるのか
- PHPで業務をしてる企業では実際にはPHPのインストールをどうしているのか
教えていただければありがたいです。
CVE-2015-4024
の適用が1か月半、PHP 5.3(ディストリビュータによるバックポートパッチでの適用)は2か月弱遅れになった件があります。 そこまで神経質になることもない、というのも意見のひとつかと思いますので、いろんな意見をうかがい、いい落としどころを見つけられればと思います。php-build
のほうがディストリビューション管理よりも安全なのではないかと判断しました。もちろん、脆弱性に対応できるとしても、メンテナンス性に問題があったり、実用に耐えられないというのであれば、総合的に見てディストリビューションパッケージの利用のほうが安全という評価になると思います。その点、先行してシステムを運用されている皆さんにご意見を伺いたいです。