TL;DR
steveklabnik/request_store gemを使い、ApplicationController
のフィルターで値を設定するとよいのではないでしょうか。
class ApplicationController < ActionController::Base
before_action :set_timestamp
def set_timestamp
RequestStore.store[:timestamp] = Time.now
end
end
# コントローラ/モデル/ビュー/ヘルパーなどで
RequestStore.store[:timestamp]
RequestStore
はグローバルに参照できて、スレッドセーフなどにまつわる問題の面倒を見てくれます。
理由
グローバル変数やクラス変数はスレッドセーフではないのでお勧めできません。
Thread#[]やThread#[]=を使うとスレッド固有のデータを格納することが出来ます。
Thread.current[:foo] = :bar
のように値をいれれば、コントローラ/モデル/ビュー/ヘルパーどこからでも参照できます。
単純にリクエストごとに毎回値を設定/参照するだけなら以下のようなミドルウェアを書くといいと思います。
class Timestamp
def initialize(app)
@app = app
end
def call(env)
Thread.current[:timestamp] = Time.now
@app.call(env)
end
def self.current
Thread.current[:timestamp]
end
end
# コントローラ/モデル/ビュー/ヘルパーなどで
Timestamp.current
しかし、同じスレッドで何度もリクエストが処理されるような場合、スレッドに設定されたデータが残っていて問題が起こる可能性があるので、以下のようにリクエストごとに設定した値を消す処理が必要になってくると思います。
def call(env)
Thread.current[:timestamp] = Time.now
@app.call(env)
ensure
Thread.current[:timestamp] = nil
end
RequestStore
を使うとそのあたりの面倒を見てくれるので楽です。
参考: Rails - リクエスト単位でグローバルな参照を持たせてAuditログをスッキリ実装したい - Qiita