Swift2では例外処理とかの記述が変わったらしいのですが、
Objective-Cの次のコードの、Swift2での書き方がわかりません。
どう書けばいいですか?
NSFileManager *fm = [[NSFileManager alloc] init];
[fm removeItemAtURL:newURL error:nil];
let fm = NSFileManager()
do {
try fm.removeItemAtPath(path)
} catch let error as NSError {
print(error.localizedDescription)
}
このような感じですね。バリエーションとして、エラーを単に無視する try? fm.removeItemAtPath(path)
や、エラーがあった時にクラッシュする、 try! fm.removeItemAtPath(path)
という書き方があります。 try?
あるいは try!
を使うと do~catch
ブロックは不要になります。
Using Swift with Cocoa and Objective-CのError Handlingについてのドキュメントにほぼ同じ内容が載っています。
参考:
Objective-CからSwift2において、例外の記述方法が変更されましたが、末尾がNSError**
の引数が、機械的にthrows
句に変換されるという対応になっています。
NSFileManager *fm = [[NSFileManager alloc] init];
[fm removeItemAtURL:newURL error:nil];
このコードを単に直訳した場合、
let fm = NSFileManager()
try? fm.removeItemAtURL(newUrl)
になります。もともとエラー内容を取得するerror:
の引数に、nil
を渡しているためです。
エラーハンドリングの方法は以下の三通りあります。
do~catch
構文とtry
を利用して検査例外として扱う
エラー内容をcatch
句で取得して、具体的な処理を行う必要がある場合
try!
を利用して実行時例外として扱う
エラーの発生はプログラムの異常動作であり、アプリが強制終了するべきである場合
try?
を利用して例外が発生した場合には何もしない
エラーの内容は軽微であり無視しても良い場合(エラーの具体的な内容を知る術がない点には注意)