Perl の実行ファイルで拡張子が .PL や .pl となっているケースを見かけます。
Linux などでは大文字、小文字の区別があるのは知っていますが
Perl のコードでよく2つのパターンを見かけるのは何か規約やHackがあるのでしょうか?
Makefile.PL
app.pl
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はExtUtils::MakeMaker
が作ります。
ExtUtils::MakeMaker
のドキュメントを見ると、以下のような一文が見受けられます:
http://search.cpan.org/~bingos/ExtUtils-MakeMaker-7.10/lib/ExtUtils/MakeMaker.pm
This utility is designed to write a Makefile for an extension module from a Makefile.PL. It is based on the Makefile.SH model provided by Andy Dougherty and the perl5-porters.
ですので、Makefile.SH
からの流れで同じ大文字を使った節があります。
じゃあMakefile.SH
はどうして大文字の拡張子を使うの?ということですが、実際のファイルの中を確認すると次のようなコードに出くわします:
https://github.com/Perl/perl5/blob/blead/Makefile.SH#L447
447 SH_to_target() {
448 echo $@ | sed -e s/\\\.SH//g -e s/_/./g
449 }
450
451 SH='Makefile.SH cflags.SH config_h.SH makedepend.SH myconfig.SH runtests.SH pod/Makefile.SH'
452 shextract=`SH_to_target $SH`
他のスクリプトの例も見るに、自分自身のファイルネームを出力する(この場合だとMakefileを作るからMakefile.SH)スクリプトには、便宜的に大文字の拡張子を使う暗黙のルールがあるのではないでしょうか。
makeプロセスがアーキテクチャの違いによって入れ子になっているような場合、出力先に「これは大本だけで必要なファイル」と伝える役割があるように見えました。