let sCREEn = UIScreen.mainScreen().bounds.size
// →Q1「この1文は、どういう文法を使って、何をアウトプットしようとしているのか?」
この質問の主眼は、「boundsの意味」にはありません。boundsの意味は、UIScreenのプロパティで、画面の四囲の座標ですが、詳しくはUIScreenのクラスリファレンスで調べる(Xcodeのヘルプウインドウからアクセス可)か、「UIScreen bounds」などをキーワードにして、ネット検索してください。
この質問の主眼は、3つあるドットにあります。習熟したプログラマでも気にする人は少ないと思いますが、3つとも意味が異なります。まず、この1行を3行に分割してみていきましょう。
let screen: UIScreen = UIScreen.mainScreen()
let screenRectangle: CGRect = screen.bounds
let screenSize: CGSize = screenRectangle.size
1行目のドット(.)は、Receiver(クラスあるいはインスタンス)とMethod(メソッド)を結びつけます。Receiverに対して、メソッドを実行しなさいという意味を持ちます。ここでは、UIScreenクラスに対し、メインのスクリーンインスタンスを返しなさいという命令をしています。PCやMacでは、複数のディスプレイを接続して、使用することができ、メインのスクリーンを取得するというのは、イメージしやすいですが、iPhone/iPadではむずかしいかもしれません。が、iPhone/iPadを、テレビゲームのコントローラにするという用途は、ありそうです。そういう使い方なら、マルチスクリーン環境ということになります。
2行目のドットは、screenインスタンスのProperty(プロパティ)boundsにアクセスする意味を持ちます。プロパティはメソッドと同様、値を返します。boundsは、CGRect型の値を返します。
3行目のドットは、Structure(構造体)CGRectのプロパティsizeにアクセスします。プロパティへのアクセスという意味は共通なので、2行目と大きく異なることはありません。プロパティsizeは、CGSize型を返します。
以上から、Q1に対する回答は、「ドット文法(Dot Syntax)を使って、画面のサイズを、CGSize型で出力する」となります。
var _piece = [UIImageView]()
var _data = [Int]()
// →Q2「上の2文の『[xxxx]()』はどういう意味(文法)でしょうか?」
Swiftでは、大括弧([])を、Array(配列)とDictionary(辞書)に対して使用します。
C言語では、配列の宣言を
int array[];
とします。同様の宣言をSwiftで行うと、
var array: [Int]
となります。配列の要素の型を大括弧で囲む形で、配列の型とします。
Swiftでは、オブジェクト(クラス、インスタンス、構造体、列挙子、配列、辞書、文字列、整数、実数などを包括した表現)のイニシアライザ(Javaでは、コンストラクタと呼ぶのだと思います。)を、
型名()
という書式で行います。
// 整数Intのイニシアライズ
var value = Int()
// 文字列Stringのイニシアライズ
var string = String()
なので、Q2の答えは、
var _piece = [UIImageView]()
// UIImageView型を要素とする配列のイニシアライザ
var _data = [Int]()
// Int型を要素とする配列のイニシアライザ
となります。
ちなみに、かっこの中を空のままにすると、要素数0(空)の配列を生成します。