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Scalaで総数を返す再帰のコードでよく使われるのが、下記のような書き方です。

 def sumList(list:List[Int]): Int = {
    list match {
        case Nil => 0
        case x::list => x + sumList(list)
    }        
}

case Nilがマッチする為には引数のlistをtailするしかないことは理解出来ました。

が、 case x::list => x + sumList(list)を実行することでlistがtailされていくことがわかりません... ::演算子は左側の要素を右側のリストに連結するものなので、混乱しています。

なぜこの再帰呼び出しで引数のlistがtailされていくのでしょうか?

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    同じ変数名listがあるから混乱しますね。case head::tail => head + sumList(tail) こう書けば解りやすいかな?パターンマッチをしていて、listがからでない限りheadとtailに分割することができるのでマッチします。 2015年6月19日 7:15
  • ありがとうございます!バッチリわかりました!!!
    – Michitaka
    2015年6月19日 7:29

1 件の回答 1

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変数名を整理し、途中経過をprintしてみました。

def sumList(list:List[Int]): Int = {
    list match {
        case Nil => 0
        case head::tail => {
            println(head)
            println(tail)
            head + sumList(tail)
        }
    }        
}

結果は次のとおり。

scala> sumList(List(1,2,3,4,5))
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List(2, 3, 4, 5)
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List(3, 4, 5)
3
List(4, 5)
4
List(5)
5
List()
res10: Int = 15

::はおっしゃるように左側の要素を右側のリストに連結するので1 :: List(2,3,4,5)List(1,2,3,4,5)と同じです。

ここでは逆にmatchしようとしているのでList(1,2,3,4,5)head::tail、つまり1::List(2,3,4,5)にマッチしてheadが1, tailが(2,3,4,5)になります。あとは再帰しています。単純に先頭から1要素取り出すと思っていいでしょう。

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  • ご丁寧にありがとうございます。リストをheadとtailに展開していることが理解できていませんでしたが、ご教示頂いてバッチリ理解出来ました。 ListをConsクラスの(head:A,tail:List[A])にパターンマッチして、tailを抜き出して再帰で回していることがやっと理解出来ました。 ありがとうございました!
    – Michitaka
    2015年6月19日 7:45

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