vendor配下はcomposerライブラリのディレクトリになりますので、
直接ソースコードを編集するのはお勧めしません。
updateの度に書き換えられますし、
updateをしないとなりますとバグフィックスなども受けられません。
質問にあるような認証情報を取得できるようにするには、方法はいくつかありますが、
フレームワークを学ぶ上でも一番のベストプラクティスは認証ドライバーの追加、または拡張です。
その際にどのフォルダに置くか、ですがLaravel5以上であればデフォルトのオートローダがpsr-4に対応していますので、
ディレクトリやファイルの場所は特に関係ありません。
ここでは app/Autheinticate 配下に作成する例として紹介します。
Illuminate/Auth/EloquentUserProvider.php
がデフォルトでEloquentを利用する認証クラスになっていますので、
該当のretrieveByIdメソッドをオーバライドするために、
app/Autheinticate/AuthUserProvider.php
としてファイルを作成します。
<?php
namespace App\Authenticate;
use Illuminate\Auth\EloquentUserProvider;
class AuthUserProvider extends EloquentUserProvider
{
/**
* Retrieve a user by their unique identifier.
* @param mixed $identifier
* @return \Illuminate\Contracts\Auth\Authenticatable|null
*/
public function retrieveById($identifier)
{
return $this->createModel()->newQuery()
->join('roles', 'users.role_id', '=', 'roles.id')
->find($identifier, ['users.*', 'roles.name as role']);
}
}
次に認証ドライバーとして追加します。(ここではwith_roleという名前にします)
ドライバー追加はサービスプロバイダーを利用しますので、
app/Providers配下にサービスプロバイダーを作成します。
<?php
namespace App\Providers;
use App\Authenticate\AuthUserProvider;
use Illuminate\Support\ServiceProvider;
class AuthServiceProvider extends ServiceProvider
{
/**
* Register the service provider.
*
* @return void
*/
public function register()
{
$this->app['auth']->extend('with_role', function () {
$model = $this->app['config']['auth.model'];
return new AuthUserProvider($this->app['hash'], $model);
});
}
}
サービスプロバイダーからサービスコンテナへは$this->app
でアクセスできます。
認証クラスはサービスコンテナにauthという名前で登録されていますので、
認証クラスへアクセスしてextendメソッドを利用します。
このメソッドはドライバを追加する場合に利用します。
(認証、キャッシュ、セッション、データベース、ファイルストレージなどで利用するメソッドです)
認証に利用するEloquentを継承したクラスをconfig/auth.phpのmodelから取得して、
作成したAuthUserProviderクラスのコンストラクタに渡す引数を記述します。
(Illuminate\Auth\EloquentUserProviderを継承しているため)
作成したApp\Providers\AuthServiceProviderクラスをconfig/app.phpのproviders配列へ追記し、
最後にconfig/auth.phpのdriverにwith_roleを記述します。
'driver' => 'with_role',
あとはいつも通り\Auth::user()
で取得できます。
ドライバーを追加するメリットとしては、同じように追加したドライバや既存のドライバを
Auth::driver('eloquent')->user();
Auth::driver('with_role')->user();
などdriverメソッドを利用してそれぞれの用途に合わせた場面で認証情報を変更したり、
ログインなども分けることができます。
最新の5.1のマニュアルにはありませんでしたが、下記にも記載されていますので参考にしてみてください。
5.1でも拡張方法は同様です。
Laravel 5.0 公式 | Extending The Framework
Laravel 5.0 日本語訳 | フレームワークの拡張