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Haskellで設計を行っている時に、どうしてもDRY原則に反し、煩雑になってしまうコードが有ります。
特に、型クラスを使っている時にこの問題が発生することがあります。
実際の状況はかなり複雑で書ききれないので、重要な部分だけを取り出して問題形式にしました。
どのようにすればこの問題を解決できるでしょうか?
また、根本的に問題の捉え方が誤っているなどがあればご指摘いただければ幸いです。

{-
以下の条件で実装をするものとする。
まず、データ型X, Y, Zがあり、データ型は頻繁に追加されることが予想される。
(つまり、拡張性を高く保っておく必要がある)
あなたは、標準出力から、一行目にデータ型の種類を指定され、二行目にパース可能なデータが与えられる。
そのデータをパースし、データに対してある動作B(サンプル実装ではfuncBとした)を行ったあとに、
所与の動作A(funcA)を実行する必要がある。
サンプル実装では、test関数にその処理をまとめたが、これは明らかにDRY原則に反している。
サンプル実装をどのように改善すればDRY原則を守ることができるか。
(サンプル実装の中身はすべて書き換え可、動作Bはundefinedでよい)
-}
module Problem where

----------------------------------------------------------------------
-- 条件

data X = X
data Y = Y
data Z = Z

class Parsable a where
  parse :: String -> a
instance Parsable X where
  parse = undefined
instance Parsable Y where
  parse = undefined
instance Parsable Z where
  parse = undefined

class ClassA a where
  funcA :: a -> IO ()
instance ClassA X where
  funcA = undefined
instance ClassA Y where
  funcA = undefined
instance ClassA Z where
  funcA = undefined

----------------------------------------------------------------------
-- サンプル実装

class ClassB a where
  funcB :: a -> IO ()
instance ClassB X where
  funcB = undefined
instance ClassB Y where
  funcB = undefined
instance ClassB Z where
  funcB = undefined

test = do
  t <- getLine
  d <- getLine
  case t of
   "X" -> do
     let obj = parse d :: X
     funcB obj
     funcA obj
   "Y" -> do
     let obj = parse d :: Y
     funcB obj
     funcA obj
   "Z" -> do
     let obj = parse d :: Z
     funcB obj
     funcA obj
| この質問を改善する | |
3

コードに繰り返し現われる処理である、「パースし、funcBを呼び、funcAを呼ぶ」という部分を切り出して関数にすることができます。

common
  :: (Parsable a, ClassA a, ClassB a)
  => a -> String -> IO ()
common dummy d = do
   let obj = parse d `asTypeOf` dummy
   funcB obj
   funcA obj

commonの最初の引数はダミーで、その値は無視されます。これはparse dの結果の型を指定するために使っています。

これを使ってtestを書き換えると以下のようになります。

test = do
  t <- getLine
  d <- getLine
  case t of
   "X" -> common (undefined :: X) d
   "Y" -> common (undefined :: Y) d
   "Z" -> common (undefined :: Z) d

これで答えになっているでしょうか。

なお、Data.ProxyにあるProxy型と、GHC拡張であるScopedTypeVariablesを使うと、「commonの第一引数には型を指定する役割しかない」ということを明確にしたコードを書くことができます。

common
  :: forall a. (Parsable a, ClassA a, ClassB a)
  => Proxy a -> String -> IO ()
common _ d = do
   let obj = parse d :: a
   funcB obj
   funcA obj

この場合、commoncommon (Proxy :: Proxy X) dのように使うことになります。

追記: 分岐処理自体も抽出したい場合

条件分岐の部分を別関数として抽出したい場合は以下のようにすることができます。

switch
  :: String
  -> (forall a. (Parsable a, ClassA a, ClassB a) => Proxy a -> r)
  -> r
switch t f = case t of
  "X" -> f (Proxy :: Proxy X)
  "Y" -> f (Proxy :: Proxy Y)
  "Z" -> f (Proxy :: Proxy Z)

多相的な関数を引数として取るために、RankNTypes拡張を使っています。

これを使うとtestは次のように書き換えられます。

test = do
  t <- getLine
  d <- getLine
  switch t $ \proxy -> common proxy d
| この回答を改善する | |
  • testで行ったような分岐処理がいろいろな関数で発生する場合はどうでしょうか?(例えば、Webアプリケーションサーバーの各APIにおいてこのような処理を行う場合) – chown000 15年5月23日 8:17
  • @chown000 回答に追記しました。 – mkotha 15年5月23日 11:34

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