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FlyweightパターンとPrototypeパターンを見比べると、

  • Prototypeはコンストラクタを用いたオブジェクトの生成コストが高いとき、コストを削減する
  • Flyweightはインスタンスを共有して使いまわし、オブジェクトの生成(Flyweightと違い、クローンを含め)を行わない。このため、オブジェクトの生成コスト、インスタンスのクローン時にかかるコストを削減する

という違いがあるとわかりました。これだけみるとPrototypeよりもFlyweightのほうが総合的にかかるコストが少なくて、かつPrototypeで行えることも含めて行えるのではないかと思いました

そこで質問ですが、

  • FlyweightパターンとPrototypeパターンの違いは何でしょうか?
  • 「PrototypeよりもFlyweightのほうが総合的にかかるコストが少なくて、かつPrototypeで行えることも含めて行える」としたらPrototypeパターンの使用場面はどこでしょうか?

生成的・構造的パターンという違いがあるというのは知っていますが、どちらもやっていることが同じに見えてしまい悩んでいます。

よろしくお願いいたします。

参考サイト:
https://www.techscore.com/tech/DesignPattern/Prototype.html/
https://www.techscore.com/tech/DesignPattern/Flyweight.html/

1 件の回答 1

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質問文中にもある通りですが、次の大きな差異があります。

  • Prototypeパターンはオブジェクトを毎回生成します。
  • Flyweightパターンはオブジェクトを(1回しか)生成しません。1つのオブジェクトを使い回します。

Flyweightパターンはオブジェクトを使い回すので、通常は不変オブジェクトに対してのみ利用できるパターンです。
他方、Prototypeパターンはそのような制約はありません。


強いてリンク先で例えて言うと、雪の結晶の色を100枚それぞれ別にしたいなら(= Papercolorフィールドを持っていてオブジェクトごとに別の値を設定したいなら)、オブジェクトは使い回せません。
つまりFlyweightパターンは適用できません。

(リンク先そのままのPrototypeパターン例だと、確かにFlyweightパターンでも実現できるので差異が分かりづらいかと思います)

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