Azure App Service上でインプロセスのセッションを用いた場合、Session Timeoutの設定を行っても、プロセスの再起動はコントロールできないため、セッションが消えるタイミングをコントロールすることはできない。
インプロセスでの運用はあきらめ、Redis, Cosmos DB, SQL Serverなどをセッションストアとして用いるのが良い。
そもそもCloudという性質上、Azure上でのセッション管理は上記のようなプロセスに依存しないセッションストアを用いるべき。
ASP.NET Core MVCであれば、Startup.csのConfigureService()メソッド内でセッション用の分散キャッシュを定義するだけでセッションストアを切り替えられる。
// SQL Serverをセッションストアとして用いる例
services.AddDistributedSqlServerCache(options =>
{
options.ConnectionString = Configuration.GetConnectionString("DefaultConnection");
options.SchemaName = "dbo";
options.TableName = "SQLSessions";
});
services.AddSession(options =>
{
options.IdleTimeout = TimeSpan.FromMinutes(60 * 24);
options.Cookie.HttpOnly = true;
options.Cookie.IsEssential = true;
options.Cookie.SecurePolicy = CookieSecurePolicy.Always;
});