USBホストシールドの標準構成として、9ピン、10ピンはUSBホストコントローラのチップに接続されており、そのチップとSPIで通信するために必要な割り込みピン(INT)とChipSelectピン(SS)になります。
「9,10ピンを使いたくない」の意味が分かりませんでしたが、基板上で他のピンに結線を変更しているので、ピンアサインの変更方法が知りたいという質問だと解釈して以下に回答します。
MAX3421E
オブジェクトが UsbCore.h
に定義されています。
MAX3421e
クラスに SPI_SS
ピンとINTR
ピンを渡しています。
ボードやプラットフォームごとに定義されており、以下はArduino UNO用の設定例です。
typedef MAX3421e<P10, P9> MAX3421E; // Official Arduinos (UNO, Duemilanove, Mega, 2560, Leonardo, Due etc.), Intel Edison, Intel Galileo 2 or Teensy 2.0 and 3.x
デフォルトではP10
, P9
を使用していますが、ここに渡すピン番号を変更してください。
P10
P9
といったクラスは、avrpins.h
に定義されています。
MAKE_PIN
マクロを使ってピンごとにクラスを定義しているのが分かると思います。
ここもボードやプラットフォームごとに定義が分かれています。
最後に、SPIの4ピンは、usbhost.h
に定義されていて、
基板上の結線に合わせて、CLK, MOSI, MISO, SS ピン番号を指定します。
typedef SPi< P13, P11, P12, P10 > spi;
SSをピンP10から変更したい場合はこちらも適切なピン番号に変更する必要があります。
ご参考になれば。