ext3ファイルシステムを組み込みLinuxで使用しています。
ジャーナリングモードはorderdモードを使用。
突然の電源遮断でファイルがディスク(CFを利用)に残らない現象を確認しており、Linuxの仕組みを調査しています。
私の認識が合っているのかご指摘をお願いします。
- C言語でfopen->fwrite->fcloseの手順でファイルに書き込む(この時はまだメモリ上)
- Linuxがext3に書き込む(30秒周期、この時はまだext3の一時ファイル?)
- ext3がディスクにコミット(5秒周期、これでやっとディスクに残る)
2はLinuxのシステムコールsyncを呼ぶことで即座に行うことが可能。
しかし3があるので2が終わったあとでも書き込まれないこともある。
このような認識です。
また、2や3の周期は調整可能でしょうか?可能であれば設定方法も教えて頂けると幸いです。
よろしくお願いします。
3
について、man のext4(5)
にあるMount options for ext3
にはcommit=nrsec: Start a journal commit every nrsec seconds. The default value is 5 seconds.
と書かれています。2
については/proc/sys/vm/dirty_expire_centisecs
になります(pdflush
スレッドの実行間隔)。今回の件ではvm.dirty_ratio
とvm.dirty_background_ratio
を調整する(値を下げる)方が良いかもしれません。