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SwiftでUITextFieldの値が変化したときに処理を行いたいです。
以下のように書いたところ、TextFieldに入力を行うとアプリがクラッシュしてしまいす。

@IBOutlet weak var weightTextField: UITextField!

override func viewDidLoad() {
    super.viewDidLoad()
    
    weightTextField.delegate = self
    weightTextField.addTarget(self, action: Selector(("weightTextFieldDidChange:")),for: UIControl.Event.editingChanged)
}

func weightTextFieldDidChange(textFiled: UITextField) {
    let text = weightTextField.text ?? "test"
    print(text)
}

エラー内容は、以下のようになっています。

2020-08-12 17:14:52.985860+0900 TestApp[10347:1326518] -[TestApp.MotionWeightViewController weightTextFieldDidChange:]: unrecognized selector sent to instance 0x13d31ad30
2020-08-12 17:14:52.988600+0900 TestApp[10347:1326518] *** Terminating app due to uncaught exception 'NSInvalidArgumentException', reason: '-[TestApp.MotionWeightViewController weightTextFieldDidChange:]: unrecognized selector sent to instance 0x13d31ad30'
*** First throw call stack:
(0x186408300 0x18611cc1c 0x186306a90 0x18a580dfc 0x18640ca60 0x18640ed60 0x18a5526c0 0x189f3ab30 0x189f3ae98 0x18a8483bc 0x18a82d2d4 0x18a859910 0x18a85c0d4 0x18a85d9cc 0x18a831208 0x18a84e8d4 0x18a369678 0x18a362f1c 0x18a361c88 0x18a393b44 0x18a3924ac 0x186800d6c 0x186383af4 0x186383a48 0x186383198 0x18637df38 0x18637d8f4 0x190794604 0x18a551358 0x104dc6f00 0x1861f92dc)
libc++abi.dylib: terminating with uncaught exception of type NSException
(lldb) 

エラーの原因は何でしょうか?
Doneを実行せずにUITextFieldの変化内容を取得することはできますでしょうか?

XCodeのバージョンは、Version 11.5を使用しています。
SwiftのバージョンはSwift5です

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    Xcodeのバージョンを付記してください。現行のバージョン11.6では、セレクタの記法Selector(("weightTextFieldDidChange:"))は、黄色のエラ〜メッセージが出て、#selector(self.weightTextFieldDidChange(_:))に書き換えるよう誘導されます。また、アクションメソッドには、@IBAction@objcを冒頭につけないと、コンパイルエラー(赤色のエラーメッセージ)になります。 2020年8月12日 10:13
  • バージョン情報を追記しました。もともとは、以下の記事を参考にして書いたのですが、そのままだとエラーが出ていたのでXCodeの誘導に従っていくと質問文と同じ記載になりました。code-examples-ja.hateblo.jp/entry/2016/08/11/… ご指摘頂いた#selector(self.weightTextFieldDidChange(_:))に書き換えてみるとバージョン11.5では赤色のエラーメッセージが出ます。
    – gncc
    2020年8月12日 13:03
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    ご返事ありがとうございます。11.5と11.6で大きな差異が出るとは考えにくいですね。たしかにSelector("weightTextFieldDidChange:")では、エラ〜メッセージが出て、パーレンを二重にしてSelector(("weightTextFieldDidChange:"))にすると、エラーが出ないよと、Xcodeに言われますが、そのとおりにして、シミュレータを起動して実行すると、クラッシュします。「コンパイルエラーにならないと言ってるだけで、実行がクラッシュしないとは言ってないよ」と、Xcodeに言い訳されている気分ですね。#selector(self.weightTextFieldDidChange(_:))で赤色のエラーになるのは、アクションメソッドに@objcがついていないからです。func weightTextFieldDidChange(textFiled: UITextField)@objcをつければ、エラーメッセージは消えますし、しかもシミュレータの実行がクラッシュすることもありません。ぜひお試しください。 2020年8月12日 14:13
  • 返信いただきありがとうございます。@objc func weightTextFieldDidChange(textFiled: UITextField)としてみたのですが、#selector(self.weightTextFieldDidChange(_:))とすると、Value of type 'MotionWeightViewController' has no member 'weightTextFieldDidChange'というエラーメッセージが赤色で表示されます。関数自体は定義されていてコピペしているので誤字もないと思うのですが
    – gncc
    2020年8月12日 14:53
  • ごめんなさい。@objc func weightTextFieldDidChange(textFiled: UITextField)ではなく、@objc func weightTextFieldDidChange(_ textFiled: UITextField)でなければいけませんね。ともかく、今回のご質問に限って言えば、セレクタの記法は、問題解決に関係ありません。あくまでも「ご参考までに」の話題なので、コメントとさせていただきました。回答の方をご覧ください。 2020年8月12日 14:58

2 件の回答 2

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まず最初に、参考にされた記事が古すぎます。2016年と言うとSwift言語が登場してまだ間もない頃で、言語仕様そのものも、UIKitなどのObjective-C製APIとの連携方法もころころ変わっていた頃です。ネット上でSwiftの記事を参考にされる場合には、記事の日付も気にしないと、iOSでのプログラムの書き方よりも、Swift言語そのものの歴史を学ぶ方に時間を取られることになります。

また、そんな古いコードを「XCodeの誘導に従って」書き換えてもうまく動くことにはならない場合の方が多いです。


次に、UITextFieldの値が変化したときに処理を行いたい についてですが、iOSでUIイベントを受け取る方法については、

  • Target-actionパターンで特定のactionイベントを拾う
  • delegateパターンを使う
  • 通知を使う

などと言ったやり方があります。イベントの種類によっては、複数の方法が使える場合もありますが、今回の「UITextFieldの値が変化したときに処理を行いたい」については、「Target-actionパターンでUIControl.Event.editingChangedのactionイベントを拾う」と言うやり方で問題ありません


では、なぜ実行時エラーが出てしまうのかと言うと、Selector(("weightTextFieldDidChange:"))という書き方がまずいからです。

エラー内容の'-[TestApp.MotionWeightViewController weightTextFieldDidChange:]: unrecognized selector sent to instance 0x13d31ad30'と言うのは、「MotionWeightViewControllerというクラスには、weightTextFieldDidChange:なんてメソッドは存在しない」ということを表しています。

weightTextFieldDidChange:と言うメソッド名も、unrecognized selector sent to instanceなんて言い回しもObjective-Cで使われるものです。Apple製のフレームワークでは、内部的にObjective-Cの言語機能を利用している部分が多く、エラーメッセージなんかを読み解くにはObjective-C言語の知識が要求されます。

で、そんな面倒なことになるのも Selector(...)なんて、現在は使うべきではないとされている書き方を使っているせい です。

addTargetなどセレクタが必要となる場面では必ず#selector構文を使ってください

今回の例で言うと、上記のSelector(...)を全部削除して、代わりにその位置に#selecto(self.と入力してみて下さい。

(self.と打つのは、target(最初の引数)にselfを指定したから。)

        weightTextField.addTarget(self, action: #selector(self.), for: .editingChanged)

self..を入力した時点でXcodeが候補表示を行ってくれるはずですので、その中から自分の呼びたいメソッド名を選択してやります。

        weightTextField.addTarget(self, action: #selector(self.weightTextFieldDidChange(textFiled:)), for: .editingChanged)

で、この状態になると、Xcodeが修正候補付きのエラーメッセージ(中白点付きの赤丸)を表示するはずです。

Argument of '#selector' refers to instance method 'weightTextFieldDidChange(textFiled:)' that is not exposed to Objective-C

Add '@objc' to expose this instance method to Objective-C [Fix]

'weightTextFieldDidChange(textFiled:)'がObjective-C用のメソッドにならない」と言うことを言っています。それは困るのでここではFixを選択すると、メソッド名の前に@objcが付加されて以下のような状態になります。

    @IBOutlet weak var weightTextField: UITextField!
    
    override func viewDidLoad() {
        super.viewDidLoad()

        weightTextField.delegate = self
        weightTextField.addTarget(self, action: #selector(self.weightTextFieldDidChange(textFiled:)), for: .editingChanged)
    }

    @objc func weightTextFieldDidChange(textFiled: UITextField) {
        let text = weightTextField.text ?? "test"
        print(text)
    }

ここまででコンパイルエラーもなくなるはずなので、実行してみて下さい。weightTextFieldの中身を変更するたびにprint(text)が実行されているのを確認することができるはずです。


  • #selector(self.weightTextFieldDidChange(textFiled:))の、self.は省略することができます。

  • 同じクラス内にweightTextFieldDidChange(で始まるメソッドがなければ、(textFiled:)の部分も省略することができます。

つまり、両方合わせて、#selector(weightTextFieldDidChange)と書いても動作します。このような省略記法を使っているネット記事もよくあるので、同じことを表していると言うのがわかるようにしておいて下さい。


実際にはUITextFieldDelegateのメソッドを使用していないのなら、weightTextField.delegate = selfの行も不要です。

(今は使用していなくても、いずれ必要になりそうなら残しておいても良いですが。)

なお、UITextFieldDelegateのメソッドtextFieldDidChangeSelection(_:)はtext fieldの「選択範囲(Selection)」の変化を拾うもので、編集中のテキストの変化を拾うものではありません。iOSでは幅が0の「選択範囲」がカーソル位置を表すので、1文字ずつ入力している場合は同じことのように見えるかもしれませんが、カーソル位置を移動させたり、範囲選択などを行うと動作が異なることが分かります。

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UIKitにおいて、オブジェクト間でイベントを伝送するメカニズムには、いくつかの種類があります。代表的なものをふたつ挙げると、ひとつはTarget-Actionで、もうひとつはDelegateです(注)。

Target-ActionとDelegateは、別個のメカニズムであって、関連はありません。ご提示のコードの

weightTextField.delegate = self

と、

weightTextField.addTarget(self, action: Selector(("weightTextFieldDidChange:")),for: UIControl.Event.editingChanged)

の行は、なんの連携もしていません。
Target-Actionを利用するか、Delegateを利用するか、どちらか一方にすべきですが、Delegateを選ぶのが主流ではないかと思います。

import UIKit

class ViewController: UIViewController, UITextFieldDelegate {
// プロトコルUITextFieldDelegateを付け加えることを、お忘れなく。

    @IBOutlet weak var textField: UITextField!
    
    override func viewDidLoad() {
        super.viewDidLoad()
        
        textField.delegate = self //Delegate移譲先を指定。
    }

    func textFieldDidChangeSelection(_ textField: UITextField) {
        print("Changed")
    }
    // Delegateメソッドは、他にも多数ありますので、適宜ご選択ください。
}

Delegate実装の最小限のコードだけ書きました。
Delegateメソッドの種類はこちらをご覧ください。

Protocol UITextFieldDelegate


注:あくまでもUIKitにおける……であり、Swiftのメカニズムではありません。Swiftは、言語レベルで、Target-Actionも、Delegateもサポートしていません。ではSwiftは、どうやってオブジェクト間の伝送をするのかというのは、SwiftUIを詳細にお調べくださると、概要がわかるでしょう。

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  • ありがとうございます。こちらの方法で出来ました!
    – gncc
    2020年8月13日 14:21

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