本質問の最後に revert
で問題に遭遇した例をネットからあげます。
私も過去に何度か revert
でヒヤリハットがあってから、revert
を極力使わないようにしているのですが(もう5年以上使ってないかも)、どういうときに問題が発生するのか(差分が出ない、変更したのに変更されない等)イマイチ把握できていません。なので、仕事場で仲間が revert
を使おうとした場合、あまり説得力がある形で、revert
の危険性を説明することができません。(危険なので使うのはやめようという意図はありません。問題が出るときもありましたと言いたいのですが、再現方法がわからないので、どういうときに危険なのか言えないのが困りごとです)
下記の例では「差分が出なくなる」とありますが、出るときもあるような気がしており、なかなか説得力がうまれません。
質問
revert
すると必ずプルリクエスト時に差分が出なくなるものなのでしょうか? それとも差分が出るときもあるのでしょうか?- プルリクエスト時に差分が出たとしても、マージ後なぜかその差分が反映されていない現象に遭遇したこともあります
問題が起きたとき revert
のrevert
をするとよいとありますが、開発が進んでいるとrevert
のrevert
時にコンフリクトが起きて辛い思いをしたことがあります(とはいえ、revert
した2,3日後なので、全員の記憶も残っており、なんとかなってしまうのですが)。
(過去の記憶で書いてしまっているので、今困っているわけではないですし、そもそも問題が起こる場合をうまく再現する方法がわかっていないので回答しづらいかもしれません。申し訳ありません)
遭遇する例としては、まだgitのことをよく知らない人(git 戻す等で検索して git reset, git revert等がひっかかるが区別がつかない)が、とにかくわからないが(といっても本人はわかってるつもり)$ git revert なにかしらのコミット
して、プルリクエストを作ります。そのプルリクエストがマージされたあとに、新規ブランチをつくり、新しい機能を追加し、プルリクエストを作ると差分が出ないときがあるような気がしています。(この場合のgit revert
はコミットに慣れていないので、当人のコミットミスを戻したい場合が多く、git revert
が適切でない場合が多い、git commit --amend
や後述するgit reset --mixed
が適切であることの方が多い)
私自身は、自分のフィーチャーブランチで開発中に revert した場合、プルリクエストが取り込まれる前であれば git reset --mixed するなどして、revertをなかったことにするなどして、コミットをまとめてしまう(もしくは整理する)ことがあります。この場合、フィーチャーブランチ開発中の自分の実装ミス、もしくは開発中の仕様変更をrevetするので、コミット履歴としてrevertを残しておく有用性がないためです。
一度プルリクエストが通ったものに不備があったりする場合は GitHubのrevertボタンを押す等すると、過去に不備があったこと、そしてそれを打ち消したことがわかるので revertコミットを残しておくことは有用だと思います。歴史の書き換えもすでにみんなが見ている(みんなが起点にしている)のでやってはいけませんし。(しかし、差分が出なくなる, 変更したのに変更がなくなるパターンがわかってないのでなんか怖い。おそらくこの場合は問題は起こらない気がしてるが... 気がしているのではなく根拠を説明したいです)
ここまで書いて思ったのですが、
まとめると
gitに不慣れな人が、単純にコミットメッセージを作り間違えた、必要なファイルをgit add
し忘れていたといった単純な当人のコミットミスを修正するために git revert
を使うと後々「差分が出なくなる」「変更したのに変更が反映されない」等の問題がおこる気がしているのですが、当人がもうgit revert
したくなっているのでgit commit --amend
等の説明をしたいのですが、聞く耳を持っていない場合に強く説得したほうが良い気がするが、強い根拠を示せないということになりそうです。(git commit --amend
のほうがキレイですよみたいな言い方にとどまってしまう。そしてもう git push
してしまっていると git push -f
をまだ不慣れな人に教えることになる...)
(蛇足:当人が聞く耳をもたないのではなく、聞く余裕がないほどの納期プレッシャーを当人がかけられていることがある)
revertで問題が発生している例
Git マージコミットをrevert後に再度マージしたいけど差分が出ない時には - チョコパイを240こ食べたエンジニア
Aブランチ⇒メインブランチへのマージ、再度プルリク作成!
あれ、、、差分があるはずなのに出てこない汗
GitHubでマージ済のプルリクをrevertした後に引き続きrevertされたブランチで作業を続行したい時 - Qiita
GitHub上でプルリクをマージした後に、まだマージできる状態では無かったと気付きrevertする事ってありませんか?
その後に問題になるのが、revertしたのはいいけど、引き続きそのrevertされたブランチで作業してまたプルリクを発行したい。という状況です。
この時に何も考えずに普通に作業を続行してプルリクを発行した場合、revertされた分の変更が失われてしまいます。
結構でかい事故に繋がる場合があるので、この時の対処方法を書きたいと思います。